歯のコラム column
詰め物を選ぶ基準ってなに?
2022.09.13
未指定こんにちは。
今回は受付Sが担当します。
皆さんは歯に被せものを入れる時にまず何を考えますか?
値段?見た目?耐久性?
被せものの種類の選択によって歯の長持ち具合に大きく差が出ます。
特に前歯の被せものは口元だけではなく、その人の第一印象にも関わってきます。
今回は被せもののお話を少しさせていただければと思います。
まず被せものの種類ですが大きく分けて3つに分けられます。
· パラジウム銀合金
皆さんもご存知の銀歯と呼ばれるものです。
こちらは保険診療の中で主に使われる材料になります。
· ゴールド
いわえる金歯と呼ばれるものになります。
保険適応外にはなりますが比較的安価な金額になります。
· セラミック
白い被せもで保険適応外のもので種類もいくつか分けられます。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
【パラジウム銀合金】
· メリット
保険適用のため費用が抑えられる
· デメリット
審美性に劣る
二次カリエス(虫歯)
歯肉の変色(ブラックマージン)や金属アレルギーなど引き起こす可能性が高い
【ゴールド】
· メリット
天然歯に近い硬さ。
金属の中でも害が少ない
· デメリット
目立ちやすい
保険適用外のため費用がかかる
【セラミック(陶器)】
· メリット
見た目がよく変色しにくい。
汚れ(プラーク)がつきにくい。
金属を使用していないにで歯肉の変色や金属アレルギーなど引き起こす可能性が低い
· デメリット 保険適用外のため費用がかかる 割れやすい
【ジルコニア】
· メリット
硬くて丈夫なため欠ける心配がない
時間が経過しても変色しない
· デメリット
セラミックに比べると少し審美性に劣る
このようにそれぞれにメリットとデメリットがあります。
虫歯を治す大前提として、歯を失いたくない、治療した歯がまた次に虫歯にならない様にしたいと言う気持ちがあると思います。
被せものを提案する際には、患者様の歯の状態に合わせて最も良い材質のものをオススメしております。
安易に被せものを決めるのではなく、ご自身のお口に入る被せものの特徴を把握した上で、さまざまな被せものの種類があることを考えていただければと思います。
また、どんなに良い被せものでも定期検診は必要不可欠です。
ご自身の歯を長持ちさせるためにも定期検診を受けて頂くことをオススメします。ご不明な点や ご相談はお気軽にお話下さい。