歯のコラム column

唾液検査について

2025.06.12

むし歯

こんにちは。仙台市若林区新寺にある、むし歯や歯周病を予防するための歯医者「ほんま歯科」のWです。
今回は「唾液検査(だえきけんさ)」について、わかりやすく説明します。

◆唾液検査ってなに?

唾液(だえき)というのは、口の中にある“つば”のことです。
この唾液を調べることで、むし歯や歯ぐきの病気(歯周病)になりやすいかどうかがわかります。

唾液には、口の中のばい菌や酸をへらす力があります。でも、この力には人によってちがいがあります。
検査をすることで、自分の口の中のようすをくわしく知ることができて、むし歯を防ぐのに役立ちます。

◆検査のやり方と注意すること

当院では、「SillHa(シルハ)」という検査キットを使っています。
検査はとても簡単で、すぐに終わります。

1. 検査の2時間前から、食べたり飲んだり歯をみがいたりしないでください。
 これを守らないと、正しく結果が出ません。

2. まず、水で10秒間うがいをします。
 水を口にふくみ、ブクブクとお口の中をよくすすぎます。終わったらその水をコップに出します。

3. その水をスタッフにわたして、5分くらい待ちます。
 これで検査はおしまいです!

唾液検査について

◆唾液検査でわかること(6つ)

1. むし歯菌
 むし歯の原因になるばい菌が、どれくらいいるかがわかります。

2. 酸の強さ
 歯をとけさせる「酸」がどれくらい強いかを調べます。強いとむし歯になりやすくなります。

3. 中和する力(緩衝能:かんしょうのう)
 酸を中性にもどす力があるかを見ます。この力が強いほど、歯が守られやすいです。

4. 白血球(はっけっきゅう)
 口の中に炎症(えんしょう)やキズがあるときにふえる細胞です。多いと、口の中に問題があるかもしれません。

5. タンパク質
 歯ぐきからの出血やばい菌のふえすぎで多くなります。多いと歯ぐきの病気のサインかもしれません。

6. アンモニア
 口の中でばい菌が多くなると出てくるにおいのもとです。多いと、口の中にばい菌がたくさんいるということになります。

唾液検査について

◆検査結果と費用について

検査の結果は、「レーダーチャート」というわかりやすいグラフで見られます。
グラフの数字が小さいほど、口の中が健康だということです。

1回の検査は 1,300円 で受けられます。
検査のあとには、あなたに合ったアドバイスもしているので、毎日の歯みがきや生活のしかたをよりよくできます。


唾液検査が気になる人は、気軽にスタッフに声をかけてくださいね。
自分の口の中を知って、むし歯のない健康な歯を目指しましょう!

唾液検査について

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