歯のコラム column

自由診療って高い!!

2022.08.09

未指定

こんにちは。

トリートメントコーディネーターの片岡です。

この夏は・・・暑くて暑くて・・・ビールが美味しい!!(笑)

さて、題名になっている『自由診療』についてお話しします。

書き始めたら長くなりそうですが・・・(^^;

自由診療で行う『白い詰め物』についてお話ししてみます。

自由診療については、友人からもこんな声をよく聞きます。

「自由診療って高いやつだよね?!」

「歯医者ですすめられてちょっと嫌だった…。」

「芸能人が前歯を真っ白にしてるやつでしょ?」

 

・・・果たして自由診療とは、このイメージのままのものなのか?!

『保険診療』と『自由診療』の違いをご存知でしょうか?
病院の診療は、基本的に2種類に分けられます。
 
保険診療
皆さんが入っている健康保険などの医療保険を使って行う診療
 
自由診療
患者さんのご希望に沿い、保険診療に当てはまらない医療行為を行う診療

 

これだけではイメージが湧きにくいと思うので補足します。

例えば、『風邪をひいてしまった!』

そんな時は医師の診断の元、適切なお薬を処方されたり採血等々の適切な処置をされますね。

これは、基本的に保険診療の適応です。

ただし、『早く治すためにビタミンの点滴もしたい!』と患者さんが希望された場合、この点滴を医師が適切だと判断しても、保険診療で認められていない内容なので自由診療となります。

医療保険は、日本の保険制度によって国民全員が何かしらの健康保険に入っているものです。

一般的に保険診療は健康保険証を利用して、国民全員が『人間らしい最低限の生活ができるようにするための医療』に対して幅広く使われます。ちなみに社会保険・国民保険等さまざまあります。

幅広く使う為に使用できる薬・道具・方法等には決まりがあり、その範囲で診療を行うことになります。                                       一方で、その保険で決められたもの以外の薬・道具・方法等を使用する診療を行いたい場合、保険が適応されず自由診療となるわけです。

がんの一部の先進医療であるとか、国内未認可の新しい海外の薬、美容の為の手術などがこれにあたる有名なところかと思います。

では、歯科ではどのようなものが「保険診療」や「自由診療」なのでしょうか? 

銀歯の寿命は3~5年と言われいる。
3~5年で交換が必要です。

例えば、奥歯に大きいむし歯ができてしまって、被せ物をしないといけなくなったとします。

保険診療を受けると・・・

基本的には金銀パラジュウム合金という材料を使用した 銀色の被せ物がはいります。

いわゆる“銀歯”という物です。

セラミック&ジルコニア

一方、自由診療を患者さんがご希望&歯科医師が適切と判断した場合は、銀歯とは違う物を選ぶことができます。

最近は、白いセラミックやジルコニアと言う、ほとんど天然の歯と見分けがつかないものをご希望される患者さんが多いです!

マスクを外したら銀歯だらけは・・・(;´д`)            

嫌だな~との声も聞かれるようになりました。

 

しかし、そういったセラミックなどの白い被せ物って高価だなと思いませんか?! 

それには、ちゃんと理由があるんです!

高価だけれど「自由診療」を歯医者さんが患者さんに提案する理由・・・

それは・・・大きく以下の三つです。

見た目(審美性)の違い

当然皆さん綺麗な方がいいですよね!

前述したとおり、セラミックやジルコニアは自然で美しく治療した後の見た目の違和感が非常に少ない被せ物が入ります。

見た目を綺麗にする治療は「審美治療」とも言い、審美もお口の 大切な機能の一つであると考えられています。

笑ったり悲しんだり感情を表す時にお口は大きな役割を持ち歯の美しさは人の印象をも左右します。

こういった理由で見た目の部分は、治療を考えるうえで欠かすことのできない大切な要素です。

機能性の違い

例えば、セラミックと銀歯は何が違うの?と良く患者さんからご質問を受けます。

その時は、私は患者さんにこう答えるようにしています。          

「全く別物です!」

何が別物かというと、材質の『特徴』の違いが保険で使えるものと大きく違うんです!

セラミックには・・・                                                                         

『撥水性』といって水分をはじく特徴があります。

口腔内にはむし歯や歯周病の原因になる『プラーク』という菌のかたまりでできてしまうのですが、

これには水分が豊富に含まれている為、水分をはじくセラミックにはとてもくっつきにくいのです。

反対に、銀歯はプラークを引き寄せてしまうという特性があります。汚れが付きます。

この一点においても、セラミックは治療後の歯を守るのに非常に優位です。

更にいいますと!!・・・(笑)

歯の詰め物をする際、歯科医師は歯型をとります。

その歯型をとる材料も、自由診療の場合はより精密に型取りができるシリコンという材料を使うことができます。

精密な型取りが出来るということは、出来上がりも精密にぴったりと合った詰め物になり、細菌が入り込む隙間や引っかかる段差を減らすことできます!

保険で使うものと自由診療で使うもの、別物なんだなと少しご理解していただけたでしょうか…??

まだあるんです~(笑)

為害作用の違い

歯茎が黒くなるメタルタトゥーという現象

為害作用の少なさは、絶対にお伝えしたい部分です(笑)!

良く見かける銀歯。これは実はとっても硬いものです。

例えば・・・銀歯とかみ合わせる歯が天然の歯だった場合             

その大切な天然の歯を割ったり壊してしまうケースがあります。

それに、最近よく言われる歯科補綴物(詰め物)による                 

金属アレルギー。

簡単に言うと、水分たっぷりな敏感な粘膜である口腔に24時間365日金属が触れ続けてしまう為の全身的な影響が心配されるようになりました。

また、金属が粘膜に定着してしまうことで歯茎が黒くなる     

メタルタトゥーという現象が起こることも!!

セラミックは、自然な硬さであり、金属も使用しない為に    

金属アレルギーの心配もありません。

 

セラミックって綺麗なだけでなく人体に対する影響も優しいものなんですね!

熱く語ってしまいました(笑)

残念ながら、このような質の良い白い詰め物はいまだ保険では認められておらず自由診療での診療となります。

しかし、これには値段に勝るほどの健康への優位性があり、その理由から私達が自由診療を勧めることがあるのだと ご理解いただけたら嬉しいなと思います(#^.^#)

もちろん詰め物の種類は、当院でも歯科医師が適切な診断をしたうえで患者さんとトリートメントコーディネーターが相談しながら一緒に選んでいきます!

患者様の理想のお口になって頂く為に!!患者様のお役立ちの為に!!

不適切なものをオススメすることはありませんのでご安心下さい(*^^)v

最近では、今まで症状はなくとも為害作用が体への影響を考えて銀歯を少しづつセラミックやジルコニアに変えていかれる患者さんも増えてきました。

安全性から今では法律で禁止された古い金属が入っている方もまだ多くいらっしゃいます。

皆さんも、もし自分のお口の中に入っている詰め物が気になったら是非、ほんま歯科へいらしてください。

新たな発見があるかも!!

疑問点がある場合もお気軽にお問い合わせくださいね!

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