歯のコラム column
無意識の歯ぎしりほど悪いものはない!
2023.06.07
未指定それは歯ぎしりだって同じです!!
こんにちは。仙台市若林区のほんま歯科院長の本間です。
以前歯ぎしりの種類とその影響について書きましたが
今回はその対策と治療方法について書きます。
以前の復習(歯ぎしりは現代病?)になりますが、無意識の歯ぎしりが起きるタイミングは2つあります。
1つは寝ている時
もう1つは起きている時です。
寝ている時でも浅い睡眠時に歯ぎしりは起きます。
つまり浅い睡眠を少なくして熟睡できる時間を多くすることが大事です。
そこで当院では熟睡できることを目指して
まず睡眠に関わる生活習慣の改善を提案します
ブルーライトは脳への刺激が強いため睡眠障害を起こすといわれています
特に寝る前のブルーライトは本当によくありません。
できたら寝る2時間前にはブルーライトから遠ざかりましょう。
スマホをみながら寝るのは絶対やめてほしいです!!
またカフェインの摂取も就寝3時間前から控えてください
適度にお酒を飲めば眠くなりますが、過剰な飲酒は逆に睡眠障害を起こしますので気を付けてください
お風呂も寝る直前はやめましょう
特に熱いお風呂は神経を興奮させますので要意注意です
半身浴でぬるめのお湯に長くつかると精神がリラックスできてよく眠れます
睡眠の質を良くする音楽や、アロマは熟睡するためには効果的なのでぜひ試してください
寝る前に自己暗示をかけるのも歯ぎしりを減らす方法です。
快適に寝ている自分の姿を強くイメージすると睡眠の質があがるといわれております。
皆さんも経験した事がないでしょうか?
子供のころ、明日楽しい出来事があるとき、いつもは寝防癖のある子供がパッと早起きする。
これは自己暗示の効果らしいです。
以上の2つの対策をしても歯ぎしりによる問題がひどい方や明らかに歯や顎、筋肉に過剰な負担がかかると歯科医師が診断した方に関してはマウスピースをお勧めしています。
マウスピースにはハードとソフトの2つの種類があります。
ソフトは筋肉を逆に活性化するので、当院ではハードしか使っておりません。
さらに噛むバランスもかなり慎重に調整しております。(詳細は病院で院長にぜひ聞いてみてください)
起きている時の歯ぎしりは主にギュっと食いしばるクレンチングがメインです。
これに対する対策として、歯を上下合わせたら、離す習慣癖を強制的に作る方法があります。
その方法を以下に書きます。
上下の歯を合わせます
姿勢を正しくします
鼻から5秒から10秒かけて大きくゆっくり息を吸います。肩も少し持ち上げます
息を止めます
勢いよく口から息を吐きだします。その際に肩も同時に脱力してください
職場や家の中でよく目にするところに目印をはりつけてそれを見るために①から⑤を毎日3週間行ってください。
(目印はシールでも付箋紙でも構いません、付箋紙ならばくいしばり注意など書いておくと効果的です)
今回は無意識の歯ぎしりに対する対処方法を書きました。
次回も歯に関わることを書きますので、よろしかったら見てください。