歯のコラム column
子供の矯正と口腔筋機能トレーニングについて
2024.08.09
小児歯科・小児口腔機能管理こんにちは。仙台市若林区新寺のほんま歯科の歯科衛生士のAです。
「あいうべ体操」とは、口腔筋肉や口腔機能を改善するための体操やエクササイズの一つです。主に子どもや幼児向けに行われる口腔筋肉トレーニングの一環として知られています。この体操は、口の周りの筋肉や舌の筋肉を鍛え、口腔機能の向上を促すことを目的としています。
「あいうべ体操」は、日本の言語聴覚士や歯科医師、歯科衛生士などが推奨する口腔筋肉トレーニング法の一つであり、日常生活の中で簡単に取り入れることができます。主な特徴としては、以下のようなポイントが挙げられます。
1. 文字を使った口腔筋肉トレーニング:
- 「あ」、「い」、「う」、「べ」という特定の文字を発声することで、口の周りの筋肉や舌の筋肉を鍛える。
- 各文字を繰り返ししっかり、ゆっくりと発声することで口腔機能の改善を促す。大体10回〜30回を目安に行うが、30回は大人でも難しいのでまずは10回から毎日行うことが適切とされています。
2. 呼吸と発声の連動:
- 正しい呼吸法と発声を組み合わせることで、口腔筋肉のトレーニング効果を高める。
口呼吸が治らない場合は、鼻詰まりが起きてしまっていたりアレルギー症状が出てしまっている可能性もあり、トレーニングの成果を妨げないためにも早めの内科・耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。
- 口腔内の空気の流れを制御しながら文字を発声することが重要。
3. 楽しく取り組める:
- 子どもや幼児向けに遊び感覚で取り組めるような工夫がされている。
動画やあいうべ体操のうたなど、さまざまな取り組みがある。
- 視覚的な要素や歌を取り入れることで、楽しく継続できる。
「あいうべ体操」は、口腔筋肉のトレーニングだけでなく、口腔機能の向上や言語発達の支援にも効果的な方法として広く利用されています。適切な指導のもとで行うことで、口腔機能や発語能力の向上に貢献することが期待されます。あいうべ体操をしっかり毎日行うことで、舌の挙上が容易になるだけではなく口唇閉鎖不全症などの口腔習癖の改善にもつながみります。その取り組みやすさから年齢の低い小児の口腔筋機能トレーニングに用いられています。
また、子供用矯正器具にはさまざまな種類があり、歯列矯正や顎の成長を促進するために使用されます。矯正にはこういった器具も使用しますが、後戻りの防止にはなによりもトレーニングが大切です。以下に一般的な子供用矯正器具について詳しく説明します。
1. 固定矯正器具(ブラケット矯正器具):
- ブラケットとワイヤーを使用し、歯の位置を調整する器具です。
- ブラケットは歯の表面に取り付けられ、ワイヤーがブラケットに通されて歯を移動させます。
- 子供の歯並びや噛み合わせを改善するために使用されます。
2. リムーバブル矯正器具:
- 歯科医師が取り外し可能な矯正器具を作成し、子供が自分で装着・取り外しできるようにします。
- リムーバブルな矯正器具は、特定の歯や歯列の位置を調整するために使用されます。
- 一般的なリムーバブル矯正器具には、透明なマウスピース型のものや透明なプレート型のものがあります。
3. 機能矯正器具:
- 顎の成長を促進し、噛み合わせや口腔機能を改善するために使用されます。
- 顎関節の問題や歯並びの不良を矯正する際に機能矯正器具が使用されることがあります。
- 例として、活動的なマウスピースや顎を正しい位置に保持するための器具などがあります。
4. 保護器具:
- スポーツなどの活動中に口を保護するための器具です。
- 歯科保護器具やマウスガードなどがあり、子供が歯や口腔を怪我から守るために使用されます。
子供用矯正器具は、歯科医師による診断や治療計画に基づいて選択されます。子供の歯や口腔の状態に合わせて最適な矯正器具が選ばれ、治療が行われます。定期的な歯科検診や治療計画の遵守が重要であり、子供の歯並びや口腔機能を改善するために矯正器具が効果的に使用されることが期待されます。