歯のコラム column

睡眠と歯科について

2024.03.16

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睡眠と歯科について

仙台市若林区新寺のほんま歯科院長の本間です

本日は歯科と睡眠の事について述べたいと思います。

 

歯医者さんと睡眠って何か関係あるの?と疑問に思われた方も多いのでないでしょうか?

実は睡眠と歯科はとても関係があるのです。

日本人の1/5は不眠で悩んでいると言われており、そのうち20人に1人は睡眠薬かアルコールの力を借りて寝ているという衝撃的なお話があります。

*睡眠と呼吸 クインテッセンス社

睡眠障害があると、歯ぎしりが頻繁に起こりやすくなります。無意識の中の歯ぎしりですので相当強い力で歯と歯を接触させています。

他人の歯ぎしりを聞いたことがある方は、その音の大きさにびっくりされるのではないでしょうか?

私は歯ぎしりをしていると言われたことがないよ、という方もよくいらっしゃいますが、その方のお口の中を拝見すると、しっかり歯ぎしりの痕跡が残っています。実は音の出ない歯ぎしりもあります。この場合、強い力で歯をぎゅっと押し付けており、いわゆる食いしばりの状態です。どちらの歯ぎしりも過度ですと、歯や顎、筋肉にとって良くありません。

歯ぎしりによるお口への悪影響は以下のものがあります。

① 歯にヒビが入り隠れ虫歯の原因になる。

② 歯が歯ぐきの中に押し込まれてかみ合わせも難しくなり、虫歯になった時の対応が難しくなる。

③ 銀歯などが外れやすくなる。

④ 知覚過敏がおこる。

⑤ 歯が割れて抜歯になる

当院では、まずは睡眠の質の改善として、口呼吸の改善、寝る前のスマホなどのブルーライトは控えること、寝る直前にお風呂に入らない、睡眠用のアロマをお勧めしています。(口呼吸に関しては後半で記述します。)

 

ちなみに全身的にみれば、睡眠障害は、高血圧、肥満、脳卒中、うつの原因になるといわれています。

東北大学の研究で、睡眠時間と乳がんの発症リスクを調べたら平均6時間以下の人は7時間の人と比べたら乳がんの発症リスクは1.6倍であるいうことも示されています。

また、睡眠不足はアルツハイマーを引き起こす原因にもなる可能性も指摘されています。

 

睡眠障害を引き起こす原因の1つに口呼吸があります。

口呼吸は歯並びを悪くし、虫歯や歯周病のリスクを高くし、口臭の原因にもなります。

全身的には腎臓病、花粉症、ぜんそく、アトピーとの関わりに言われています。

さらに口呼吸をしていて睡眠障害になっているとADHDのリスクが高まる可能性も指摘されています。

現代の子どもたちは、食生活の変化や育児環境の変化で、口腔機能の発達が悪くなっておりさらに、新型コロナでのマスク生活の影響で口呼吸の割合がとても増えていると私は実感しております。例えばお子さんがテレビを見たり動画をみたりしている時に口がポカンとあいているのをよく見かけるのではないでしょうか?

当院では口呼吸対策として、あいうべ体操をお勧めしています。

簡単な体操ですが、これを1日30回毎日やると効果が出ます。しかし筋トレの1つなのでさぼると効果は出ません。継続してしっかり毎日30回以上やるのがコツです。

口呼吸によって睡眠障害が起きれば、本当にたくさんの悪い事に関わるので、ぜひ皆さんにお勧めしたい体操です。

もしこの体操について詳細にお知りになりたいときは当院のスタッフに声をかけて下さい。

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