歯のコラム column
ドライマウスについて
2021.11.02
未指定肌寒さが身にしみる季節になりました。 最近、お肌の乾燥が気になりますが、お口の中の乾燥は如何でしょうか?
今回は、ドライマウス(口腔乾燥症)についてのお話しです。 ドライマウスは、唾液の分泌量が少なくなることで起こりやすくなります。
先日「唾液検査」のコラムに書かれていたように、唾液の役割は凄いのです!
● 自浄作用
● 抗菌作用
● 消化作用
● 粘膜保護作用
●潤滑作用
●食塊形成作用
●PH緩衝作用
●再石灰化作用
唾液はお口の中を潤すのは、もちろんのこと、お口の中の細菌が増えるのを抑え、口臭や虫歯、歯周病から守ってくれる重要な役割があるのです。
ドライマウスの症状
● 口が乾いてネバネバする
●パサパサした物が飲み込みにくい
●入れ歯がすれて痛い
●口臭が気になる ●口の中や舌がヒリヒリする
●虫歯が出来やすくなった
このような症状が続く場合はドライマウスの
可能性があります。
原因
●生活習慣(早食い、喫煙など) ●精神的な緊張やストレス
●加齢(口の周りの筋力や、歯の衰えから咀嚼力が下がることで、唾液の分泌が減ります)
●薬の副作用
●全身疾患(シェーグレン症候群などの病気によるもの) ●口呼吸などです
改善方法
●食事は、よく噛んで食べる。(よく噛むことで唾液腺が刺激され唾液がたくさん出ます。) ●規則正しい生活を! ●口を閉じて鼻呼吸を心掛けましょう。
唾液腺マッサージ
●三代唾液腺と言われる、耳下腺、顎下腺、舌下腺をマッサ指で押し上げると、じゅわ〜と唾液が出てきます。
●保湿ケア(お口の中の保湿剤を使います。当院でも販売してます。)
気になる症状のある方は、是非ご相談ください。