歯のコラム column

ホワイトニングについて

2023.08.23

未指定

みなさんこんにちは。仙台市若林区新寺のほんま歯科、歯科衛生士のAです。

最近はマスクを外す機会も増え、ご自分の歯の色が気になりホワイトニングに興味を持たれる方も増えてきたのではないかと思います。ホワイトニングは、歯の色を明るくするための治療方法です。歯の表面に付着した色素や歯の内部にある変色物質を取り除くことで、より白く明るい歯を目指します。今日はホワイトニングについてお話したいと思います。

ホワイトニング方法

1. ホームホワイトニング

歯科医院で作成した適合の良いマウスピースに医療用のホワイトニングジェルを入れ、自宅で数週間にわたって使用します。時間や頻度は歯科医師の指示に従います。

 

2. オフィスホワイトニング

歯科医院で行われるホワイトニング方法で、専用のホワイトニングジェルを使用し、特殊な光やレーザーを照射することで効果を高めます。通常は1回の施術で効果が得られます。

 

ホワイトニングの効果は個人差がありますが、一般的には数段明るくなることが期待されます。ただし、ホワイトニングは歯の表面の変色に対して効果的ですが、歯の内部の変色には効果が限定的です。また、ホワイトニング後は定期的なケアや食事の制限が必要となる場合もあります。ホワイトニングは歯科医院で行われるほか、市販のホワイトニング製品も存在します。しかし、歯科医師の指導のもとで行うことが望ましいため、自己判断せずに歯科医師に相談することをおすすめします。

ほん歯科で行えるホワイトニングは、ホームホワイトニングのみになります。

なぜならホームホワイトニングは、副作用(歯が染みる)などが起こりにくく、ホワイトニング後の後戻りが遅いからです

ホワイトニングの手順

1. 歯科医院での診察

まず、歯科医師による口腔内の診察が行われます。歯の状態やホワイトニングの適応性を確認し、マウスピースの作成に必要な歯型を取得します。

以下の症例はホワイトニングできませんので、ぜひ市販のものでも勝手にホワイトニングを始めずに歯科医師の診断を受けてから始めるようにしてください。

 

・虫歯の歯(虫歯は治してからになります)

・知覚過敏の歯(適切な知覚過敏処置をすれば大丈夫です)

・無カタラーゼ症の方 

・人工の歯(白くなりません)

・妊娠中、授乳中の女性(ホワイトニング剤の安全性が確立されていないため)

・小児

・重度歯肉炎、歯周病

・ポリオレフィンに対し、アレルギー反応が見られる方

・歯にヒビがある方

・歯のすりヘリがひどい方

・歯の根元が削れている方

 

2. マウスピースの作成

歯型をもとにマウスピースを作成します。マウスピースは個々の歯に合わせて作られ、正確なフィット感を提供します。

 

3. ホワイトニングジェルの使用

マウスピースにホワイトニングジェルを適量塗布し、歯に装着します。通常は数時間から数週間にわたって使用しますが、具体的な使用期間や時間は歯科医師の指示に従います。

 

4. 定期的な診察

ホームホワイトニング中は、歯科医院での定期的な診察が必要です。歯の状態を確認し、ホワイトニングの進行具合や歯への影響を評価します。

ホームホワイトニングは、自宅で行える利便性がありますが、効果の現れるまでには時間がかかる場合があります。また、ホワイトニングジェルの濃度や使用方法には歯科医師の指導が必要です。適切なケアや指示に従うことが重要です。ホームホワイトニングは、歯の表面の変色に対して効果的ですが、歯の内部の変色には限定的な効果しかありません。また、過剰な使用や誤った使用方法は歯に損傷を与える可能性があるため、歯科医師の指導のもとで行うことが重要です。

歯のホワイトニングは歯の色を明るくするだけでなく、歯の色が明るくなることでお顔の表情も変わります。ぜひ、マスクが外す機会が多くなってきたこの時期にホワイトニングをお勧めします。

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