歯のコラム column
むせる・食べこぼし・物が飲み込みづらいのはお口の老化ですか?
2026.01.18
健康についてこんにちは。仙台若林区新寺の予防管理型歯科医院のほんま歯科の歯科衛生士Kです。
「食事中によくむせる」「食べこぼしが増えた」「物が飲み込みづらい」こうした症状を感じることはありませんか?
この症状「オーラルフレイル」の始まりかもしれません。「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがありますか?体の機能と同じように、食べる•飲み込む•話すといった「お口の機能」も加齢にともない徐々に衰えていきます。(噛む力の低下、舌や唇の動きの不調、飲み込む力の低下などがゆるやかに進行していく状態です)
●「オーラルフレイル」はどうしてよくないの?
明確な病気でないため見逃されがちです。放置すると、やがて全身のフレイル(衰弱)やサルコペニア(加齢により筋肉量が減少し、筋力が低下した状態)低栄養、そして要介護状態、寝たきりのリスクにつながることが分かっています。
シニアだけの問題でなく40代•50代•60代で自覚のない方も多く、実はお口の機能が低下しているオーラルフレイル予備軍に該当しているという調査もあります。
見た目が整っていても「噛む•飲む•話す」といった基本機能が弱っていれば要注意です。「歯がある健康」ではなく「しっかり機能しているか」が健康寿命をのばすカギになります。改善には歯科の助け、皆さんの頑張りも必要となります。
●お口の機能を改善するには
①食事の工夫と栄養
お口の機能が低下すると、食べやすい、やわらかい物に偏りがちになりますが、食材は大きめに切ったり、硬めにゆでたりして噛む回数を増やして筋力低下を防止しましょう。
色々な食品をバランス良く
偏った食事は、フレイル発症のリスクがあります。
よく噛んで食べることを意識しましょう。
食事中は背筋を伸ばして正しい姿勢で食べることで飲み込みやすくなります。
②お口の乾燥•唾液分泌
唾液腺マッサージや水分補給をこまめに行いましょう。
③会話(社会参加)
会話や歌などお口の筋肉を使いましょう。
人と話す機会を持つことで筋力と気持ちの両方に良い影響があります。
④お口の体操•トレーニング
「パタカラ体操」「あいうべ体操」「舌ストレッチ」お口と舌、頬の筋肉を動かす運動を毎日やりましょう。
お口の機能が高まると唾液がよく出るようになり舌がなめらかに動いて、食べ物を飲み込みやすくなります。
噛む力を維持するために、キシリトールガムを均等なリズムで噛む「咀嚼訓練」も効果的です。
⑤うがいを意識的に行う
「ブクブクうがい」
普段よりも回数を多くして時間をかけましょう。唇をしっかり閉じる力と飲み込む時のノドの力が鍛えられます。
「ガラガラうがい」
普段よりも回数多くして時間をかけましょう。ノドの筋肉や、飲み込む時に気管をしっかりふさぐ力が鍛えられます。
口腔機能を維持向上させるために、より良い生活を続けられるように、ぜひ積極的に行ってみて下さい。
オーラルフレイルは誰でも気がつかないうちに進行してしまいます。早期に対策をすれば改善が見込めます。
生涯健康な歯で過ごせるように、日々の丁寧なお口のケア、歯科医院での定期的なメンテナンスで、いつまでも
自分の歯で美味しい食事を楽しみましょう。
気になることがございましたら、お気軽にご相談下さい。
【歯科衛生士監修】