歯のコラム column
むし歯はどうしてできるの?—原因を知って、今日からできる予防法!
2026.02.13
むし歯皆さん、こんにちは! 仙台市若林区新寺の予防管理型歯科、ほんま歯科歯科衛生士Kです。
今回は、多くの方が一度は経験する「むし歯」について、**「そもそも、むし歯ってどうしてできるの?」**という基本的な疑問に、科学的な視点からしっかりお答えしたいと思います。むし歯の原因を知ることは、効果的な予防の第一歩です。
むし歯の「4つの輪」をご存知ですか?
むし歯は、決して一つの原因だけでできるわけではありません。いくつかの要因が重なり合ったときに初めて発生します。このメカニズムを説明するのに、私たちはよく「むし歯の4つの輪」という図を用います。
この4つの輪とは、以下の要素です。 1. むし歯菌 (原因菌) 2. 歯の質 (宿主) 3. 食べ物(糖質) 4. 時間 この4つの要素がすべて揃って、初めてむし歯は発生します。それぞれの要素がどのように作用しているのか、詳しく見ていきましょう。
1. むし歯菌(原因菌)
むし歯の主犯は、口の中に住む細菌、特に「ミュータンス菌」や「ラクトバチラス菌」といった特定の細菌です。 これらの菌は、食事から摂取した「糖質(砂糖など)」をエサにして活動します。そして、その代謝物として強力な「酸」を作り出します。
2. 食べ物(糖質)
むし歯菌の「エサ」となるのが、ご飯やパン、お菓子やジュースに含まれる糖質です。特に砂糖(スクロース)は、ミュータンス菌がネバネバとした**プラーク(歯垢)**を作り出す材料にもなるため、最も注意が必要です。
プラークは、菌が作り出した酸を歯の表面に密着させ、洗い流されにくくする役割も担います。
3. 歯の質(宿主)
エナメル質や象牙質といった「歯の質」も、むし歯のできやすさに影響します。
• 生まれつき歯の質が弱い方
• 歯並びが悪く、みがき残しが多い方
• 唾液の量が少なく、自浄作用が働きにくい方 などは、むし歯になりやすい傾向があります。唾液には、酸を中和し、溶けた歯を修復する「再石灰化」を促す大切な働きがあります。
4. 時間
最後の要素は「時間」です。食事やおやつを食べるたびに、口の中は酸性に傾き、歯の成分が溶け出す「脱灰(だっかい)」が始まります。 食後、唾液の働きで約30〜40分かけて中性に戻り、歯が修復される「再石灰化」が起こります。 問題は、食事や間食の回数が多いこと! ダラダラと食べ続けたり、頻繁に甘い飲み物を飲んだりすると、お口の中が酸性の状態が長く続き、再石灰化の時間が十分に確保できません。これにより、歯が溶け続けることになり、むし歯が進行してしまうのです。
4つの輪を断ち切る予防法
むし歯は、この4つの要素のうち、どれか一つでも欠ければ発生を防ぐことができます。
①輪の要素
予防のポイント むし歯菌 毎日の丁寧な歯みがき、デンタルフロスや歯間ブラシの使用。歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)。
②食べ物
甘いものや清涼飲料水の摂取を控えめに。特に間食の回数を減らすことが重要。
③歯の質
フッ素入りの歯磨き粉を使用する。歯科医院で高濃度のフッ素塗布を行う。
④時間
食事やおやつの時間を決め、だらだら食いをやめる。食後は水やお茶を飲む。 むし歯予防は、日々の生活習慣にかかっています。
「自分はむし歯になりやすいかも…」と感じる方は、ぜひ一度、ほんま歯科でご相談ください。唾液検査や生活習慣のアドバイスを通じて、皆さんにぴったりの予防プランをご提案させていただきます。 自分にあった虫歯予防をみつけて、健康な歯を守っていきましょう!
【歯科衛生士監修」