歯のコラム column

歯周病のなりたち

2024.10.18

歯周病

こんにちは。仙台市若林区新寺のほんま歯科の歯科衛生士のAです。

歯周病は放置してしまうと大変なことになってしまうというのは歯科医院に通っていらっしゃったり、テレビのCMや番組などでもご存知かと思われますが、皆さんはその歯周病の成り立ちについて、ご存知ですか?

 

 

歯周病のなりたち

まず歯周病は、歯周組織の炎症によって引き起こされる歯科疾患の一つであり、歯周組織を支える歯肉、歯槽骨、歯根膜などが炎症を起こす病気です。歯周病は、歯周組織に歯垢や歯石などのプラークが蓄積し、それが原因となって発症することが多いです。

 

歯周病は、歯垢や歯石が歯ぐきと歯の間に蓄積することで、歯ぐきの周囲に炎症が起こります。歯垢は、食べカスや唾液中の細菌や細胞などが結合してできる膜状の物質であり、歯石は歯垢が硬化してできる歯の表面に付着した物質です。歯垢や歯石が歯ぐきと歯の間に蓄積することで、歯周病の原因となる細菌が繁殖し、歯周組織に炎症を引き起こします。

 

歯周病の主な症状には、歯ぐきの腫れや出血、口臭、歯の動揺、歯ぐきからの膿の分泌などがあります。また、歯周病が進行すると、歯周組織が破壊され、歯槽骨が吸収されることで歯が抜け落ちることもあります。歯周病は進行すると、全身への影響も及ぼす可能性があり、心臓病や糖尿病などの全身疾患との関連も指摘されています。

 

歯周病の成り立ちには、普段の生活のなかでの歯磨き不足や不適切なブラッシング、喫煙、ストレス、遺伝などの多くの要因が関与しています。特に歯周病はブラッシング不足や不適切なブラッシングが原因となることが多く、歯垢や歯石が蓄積しやすい状態が長く続くことで、歯周病が進行する可能性が高まります。また、喫煙やストレスは免疫力を低下させるため、歯周病の進行を促進する要因となります。

 

 

歯周病のなりたち

歯周病の予防や治療には、定期的な歯科検診や歯磨き、歯間ブラシやデンタルフロスの使用、喫煙の禁止、ストレスの管理などが重要です。また、歯科医師や歯科衛生士による専門的な治療も必要となる場合があります。歯周病は進行すると歯や歯周組織の損傷が進み、歯を失う可能性があるため、早期発見と適切な治療が重要です。

 

以上のように、歯周病の成り立ちには様々な要因が関与しており、歯周病が発症するメカニズムは複雑であることがわかります。歯周病の予防や治療には、個々人の生活習慣や口腔状態に合わせたアプローチが必要となります。

 

歯周病の成り立ちを理解することで、予防や早期治療に努めることができます。歯周病は進行すると歯を失うリスクが高まるため、定期的な歯科検診や適切な歯磨き、口腔ケアの徹底が重要です。また、歯周病を発見した場合は、歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで適切な治療を受けることが大切です。

 

歯周病は、個々人の歯科状態や生活環境によって発症するリスクが異なるため、自身の歯周病リスクを正しく把握し、予防に努めることが大切です。歯周病は放置すると進行し、口臭や歯の損傷、全身疾患との関連などさまざまな健康リスクを引き起こす可能性があるため、早めの対応が重要です。歯周病の予防には、日常的な口腔ケアと定期的な歯科検診が欠かせません。

 

歯周病の成り立ちやリスク要因を理解し、適切な対策を講じることで、口腔健康を維持し、全身の健康にも影響を及ぼす可能性を軽減することができます。歯周病について正しい知識を持ち、適切なケアを行うことで、歯周病の発症や進行を防ぎ、健康な口腔環境を保つことができます。その適切なケアを行うためにも普段からメンテナンスで歯科医院へ通うことはとても大切です。歯の治療が終わったあとでもしっかり歯医者さんへ通院し、歯周病が進行していないかを定期的に確認しましょう。

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