歯のコラム column

子どもの虫歯予防1

2024.02.07

むし歯

みなさんこんにちは。歯科衛生士のAです。

子どもの歯が実は虫歯になりやすいこと、皆さんはご存知ですか?その理由は大まかに分けると4つほどあります。

子どもの虫歯予防1

1.『子どもの歯は複雑な形をしている』

子どもの歯は、大人の歯(以下永久歯と表記します)よりも溝や隙間が深く複雑な形をしています。特に奥歯の永久歯は溝や隙間が深く、食べ物のかすやお口の中の細菌(以下プラークとします)が溜まりやすいため虫歯の原因になります。

2.『歯磨きの技術がまだ身についていない』

子どもは自分で歯磨きする習慣や、ブラッシングの技術がまだ十分に身に付いていない場合があります。ブラッシングが不十分だと1で記載したプラークというお口の中の細菌が歯の表面や溝にのこってしまい、虫歯や歯茎が腫れてしまう、歯石がついてしまうなどの原因になります。

3.『食生活習慣』

子どもは甘いお菓子やジュースなどの糖分を好む傾向があります。糖分は細菌のエネルギー源となり、細菌が酸を産生して、歯の表面のエナメル質を溶かすことがあります。そして、子どもは食事の間に歯磨きをしないことが多くなるため、糖分が歯の表面に長時間残りやすくなります。

4.『歯の発育状況』 

子どもの歯が抜けると、そこから永久歯が生えてきます。子どもの永久歯はまだまだ発育の途中であり、エナメル質と呼ばれる歯の表面を覆っている硬い組織が、乳歯よりも薄く弱いことがあります。そのため虫歯に対する耐性が低くなり、虫歯になりやすくなります。

 ※エナメル質は歯の表面をおおう硬い組織で、虫歯の原因になるプラークや酸から守ってくれる役割を果たしてくれ、歯の光沢や質に関わる重要な組織です。

 

以上の虫歯の理由を踏まえて、子どもの歯が虫歯にならないためには、どういった方法が効果的なのでしょうか。

次は、子どもの虫歯を防ぐための方法について説明していきます。

子どもの虫歯予防1

子どもの虫歯を防ぐには

その1『正しい歯磨きの習慣をつける』~1歳から3歳にかけての歯みがき~

まず、子どもは1歳の時期になると乳歯の萌出が始まります。虫歯予防のためにも積極的なお口の中の管理が必要になってくる時期です。お口の中のお掃除およびブラッシングを本人のみで行うのはかなり難しく、保護者の方による歯磨きの習慣をつけることが必ず必要となってきます。

 

<1歳~3歳の子どもの歯磨きで気を付けること>

1.歯を磨く時の姿勢

1歳から3歳にかけての子どもは、生えてきている途中の乳歯をしっかりと確認するために、対面座位で磨くよりも仰向けになって仕上げみがきをおこなう姿勢のほうが見やすいことから、まずは仰向けになっての歯みがきの姿勢に慣らしていくことが大切です。

 

2.子どもの歯みがきのモチベーションアップ

1歳6か月頃から自我が芽生え始めるということもあり、歯みがきを嫌がってしまう子どもや、自分だけで磨きたがるため仕上げ磨きがむずかしい子どもなどが増えてきがちではありますが、乳歯の奥歯は溝が複雑だったり、前歯の裏側など、磨くのがむずかしい場所の汚れを十分に除去できるくらいの能力を身に着けるにはまだ難しい年齢であるため、子ども本人の磨きたい気持ちを活かしながら、仕上げ磨きで頑張った際にはほめてあげたり

「きれいになったよ」などの肯定的な声掛けをしたりするなどの工夫も大切になってきます。

 

3.子どもの歯みがき中は見守りをしっかりしましょう!

子ども自身が歯みがきを行う際、子どもが歯ブラシをくわえたまま転倒し、口腔外傷を負うという事故が多数発生しています。(喉突き事故が多いです。) 子どもが一人で歯みがきをしようとするときは、保護者が見守りを行うのはもちろん、床に座らせて歯みがきをさせる、喉突き事故防止のための歯ブラシと保護者の仕上げ用のブラシを分けるなどの工夫をしてみましょう。

次回は3歳以降の歯みがき予防についてコラムを掲載します。お楽しみに!

 

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