歯のコラム column

抜歯をする際の注意事項

2024.01.05

口腔外科

こんにちは。仙台市若林区新寺のほんま歯科、歯科衛生士のWです。

先日東北大学病院にて、親知らずを抜歯する機会がありました。抜歯をする際は、いくつか注意事項があるのをご存知ですか?抜歯する前、抜歯した後どのように過ごしたらいいのか不安に思う方もいると思います。下記にまとめていくので順番に見ていきましょう。

抜歯をする際の注意事項

①服薬している薬や病気があるのですが抜歯をしてもいいですか?

お身体、お薬のことは抜歯と深く関わりがあります。
場合によっては抜歯を中止することがありますので、上記の2点にお心当たりのある患者様は、歯科医師にご相談ください。飲んでいるお薬がある場合はお薬手帳をお持ちください。

抜歯をする際の注意事項

②抜歯後の食事はいつも通りしていいの?

問題ありませんが、麻酔が効いている間は、感覚が鈍っていますので、熱いものが気付きにくく火傷の原因になったり、ほっぺたを巻き込んで噛みやすいです。
食事の形態などは、いつも通りで構いませんが、麻酔が切れてから食事をするようにしましょう。
麻酔が切れてないが、どうしても食事をする際は熱いものは避けて、ゆっくり食べるようにしてください。

③抜歯のとき行った麻酔はいつ切れるの?

個人差があるので、正確な時間は分かりかねますが、1時間〜3時間ほどで切れてくると思います。

④抜歯した日にお酒を飲んでもいいか?

抜歯時には薬が出されますので薬の服用期間中は、飲酒を避けて下さい。思わぬ副作用がでたりしますので危険です。また、血行が良くなると、痛みや腫れに繋がりやすくなります。 

抜歯をする際の注意事項

⑤抜歯した日にやっては行けないことはありますか?
先ほどお話した飲酒に加えて、激しい運動やお風呂で湯船に浸かることは避けてください。
理由は、飲酒と同様で、血行が良くなると、痛みや腫れに繋がりやすくなります。
また、血の味が気になると思いますが、たくさんうがいをしたり、強く唾を吐いたりすることはやめましょう。
血の塊がかさぶたとなり、骨になっていきます。この血の塊が剥がれると傷口の回復が遅れたり、痛みに繋がりやすくなります。

抜歯をする際の注意事項

⑥抜歯したところから血が止まらないときはどうしたらいいの?
傷口からじわじわ出てくる血は心配ありませんが、気になるときは、清潔なガーゼや硬く丸めたティッシュをギュッと噛んで圧迫止血をしてください。
血がたくさん出てくる場合は、抜歯した医院に問い合わせてください。

⑦抜歯した後は、歯磨きはどうしたらいいの?
いつも通り、歯磨きをして頂いて構いません。
ただし、傷口を歯ブラシで触らないようにしましょう。歯磨き後のうがいも注意です。
血の塊が流れないように、うがいの水は含んで出すだけにしましょう。

⑧傷口が気になって触ってしまいます。大丈夫ですか?
気になると思いますが、バイ菌がはいるといけないのでベロや指などで触らないようにしてください。

以上が抜歯の際の注意事項です。
たくさんあって、1回聞いただけでは覚えられないと不安な方もいると思いますが、ほんま歯科では、抜歯の予約が入っている患者様へ同じ内容が書かれた資料をお渡ししていますので、ご安心ください。
また、抜歯後は、痛み止めや抗生剤などの、お薬が出ることがあります。こちらも指示通りに飲んでいただければ問題ないです。
もともと服薬しているお薬がある方は、お薬手帳を見せてください。歯を抜くのは誰でも怖いことです。
患者様の体調や血圧計などで様子を伺いながら処置を進めていきます。
また、当院には、大学病院から口腔外科専門の歯科医師も在籍しております。
月に数回のアポイントとなり、混み合うことが多いのでご了承下さい。
さて、今回は、抜歯の注意点をお話しました。ほんま歯科では、安全で安心できる治療を提供しております。お口のお悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。

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