歯のコラム column

唾液検査

2021.10.02

未指定

こんにちは。今回は唾液検査についてお話ししていきます。

衛生士のN&Nで~す。                                          

 

みなさんは唾液検査というものを知っていますか?


唾液検査は、一度の検査で歯の健康・歯ぐきの健康・お口の中の清潔度を測定し、むし歯や歯周病の

リスクを確認することができる検査です。

歯の健康に関する項目

①むし歯菌、②酸性度、③緩衝能があります。

①むし歯菌が多いと、歯の表面に歯垢(プラーク)が付着しやすく歯の健康を 損なうことが知られています。

②唾液の酸性度が高いと、口腔環境は酸性になり、エナメル質などの歯質が脱灰しやすいことが知られています。

③唾液には、むし歯菌や植物由来の酸を中和する機能(緩衝能)がありますが、その働きが弱いと、エナメル質などの歯質が脱灰しやすいことが知られています。

歯ぐきの健康に関する項目

①白血球、②タンパク質があります。

①歯と歯ぐきの間で細菌や異物が増加すると、生体の防御作用により唾液中の白血球が増加することが知られています。

②お口の中の細菌や、歯と歯ぐきの間にあるバイオフィルム(プラーク)の影響により、唾液中のタンパク質が多くなることが知られています。

お口の中の清潔度に関する項目としてアンモニアがあります。

お口の中の細菌総数が多いと、唾液中のアンモニアが多くなることが知られており口臭などの原因になるといわれています。
 

検査は比較的簡単に行えます

衛生士がお渡しする唾液検査専用のお水を10秒間お口の中に行き渡るようブクブクしていただき再度コップに吐き出していただきます。

その後分析機で分析し5分程で結果が出てきます。

その日のうちに検査結果レポートをお渡しします。

注意!!

ただし、注意していただくのが唾液検査を行う二時間前はご飲食・歯磨き・洗口やうがい・タバコは控えることです。唾液はお口の中の環境や体調によって変化するので唾液検査をする日は控えるようお願いいたします。

 唾液検査をすることによって、患者様一人ひとりのお口の傾向を捉えリスクやお口の状態に合わせてセルフケアグッズを提案・使い方をお伝えすることができます。

 

むし歯や歯周病の再発を防ぎ、あなたの歯を長持ちさせるために一度唾液検査で調べてみませんか。

 

まずは、ほんま歯科にお気軽にご連絡をください。

月別アーカイブ