歯のコラム column

口内炎について

2021.12.04

未指定


みなさん こんにちは

仙台市若林区のほんま歯科院長の本間です。

本日は口内炎の治療方法について書きたいと思います。

口内炎とても痛いですよね。

特に舌にできるとしゃべりづらく私なんかは仕事に

影響がございます。

(私は患者さんへの説明が好きなため、よく患者さんにお話ししすぎて、治療が長引くことがしばしばございます・・・・)

一発で治す特効薬、ほんとあったら良いのですが、現在は口内炎に効く特効薬はございません。

歯医者さんで処方される口内炎のお薬は痛みの緩和と傷の保護であり特効薬ではございません。

でもご安心を・・・・

早く治す方法はいくつかございます。

その前に・・・・

みなさんご存じですか?

口の中の粘膜はものすごくデリケ-トなのです。

綿棒で口の中の粘膜をなぞるだけで粘膜の細胞を採取できるくらい口の中は傷付きやすいのです。だからこそ、口の中の粘膜の修復は早く、約10日から2週間といわれています。皮膚の入れ替わりは28日というのだから、その半分以下で入れ替わります。というのも、我々生物、特に野生の動物は口から食べ物を食べられなくなったら、すなわちそれが生死に大きく関わりますので、口の中の粘膜の治りは皮膚の治りよりもずっと早いのです。

けれども口内炎、特に舌にできた口内炎はなかなか治らない経験があるかと思います。

なぜかとなぜかというと、舌は実に様々な動き(おしゃべりには欠かせませんし、つばを飲み込むときや、食べ物を食べるときにも複雑な動きをしています)をしているために粘膜が治ろうとしてもすぐに剥がされてしまうからです。

 

そんな口内炎を早く治す方法とは

① 1日8回消毒用うがい薬でうがいする

口内炎の表面は細菌の感染がおきて炎症を起こしているので、消毒により炎症を抑えると言うことです。でもぶくぶくうがいはダメですよ!!ぶくぶくするだけで粘膜は剥がれてしまいます。うがい薬をお口に含んだら優しくそっと口の中全体特に口内炎の部分に行き渡るようにするのです。それを起床時、朝昼晩の食前食後、夜寝る前にします。 

                                                  ② 歯医者さんでレ-ザ-をあててもらう

この方法も有効です。レ-ザ-には細胞の修復を早くする効果があります。

③ シ-ル型口内炎の薬用パッチを寝る前に貼る

寝ている間は口の中の動きは少なくなるので、パッチを貼ることで傷ついた粘膜の露出が少なくなり傷が早く治るようになります。貼り方は、しっかり乾燥させて(ちり紙で乾燥させたら、素早くパッチを口内炎に押しつけて、約三十秒できたら1分ほどそのまま押しつけてください)

しかし、

2週間以上なおらない口内炎や痛みがなくても白い塊はぜひ歯医者さんで見てもらってください。

悪性腫瘍や前がん病変(ガン化しやすいもの)の場合があるからです。

当院でも数名早期に発見し、大学病院で適切な処理をしてもらった患者さんがいますのでぜひ気になるときは来院してください(毎週ではないので要確認ですが、土曜日には大学病院から口の中のこのような病変を扱う口腔外科の先生もきています。必要ならば大学を紹介いたしますし、もしくは当院で組織をとって大学病院での診断もいたします)何事も早期発見早期治療が肝心ですので気になるときはぜひ来院してください。

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