歯のコラム column
舌みがきで新型コロナウイルス予防
2021.12.16
未指定こんにちは。歯科衛生士のS&Kです。 まだまだコロナ禍の終わりが見えない不安が続く毎日ですね…
今回は、『舌』の汚れが新型コロナウィルスに深く関わっている事が最新の研究で明らかになってきたというお話をしたいと思います。
“舌とコロナはどんな関係があるの?“
軽症や中等症の人に比べて、重症化した人の舌は「舌苔」と言われている舌の表面に乗っている苔(細菌の塊で汚いものです)が多かったそうです。
舌が汚れていると、それを栄養源にして細菌が増えていきます。
その細菌を退治するのが唾液に含まれる免疫グロブリンです。汚れがひどいと、免疫グロブリンがたくさん使われてしまいます。
そこに新型コロナウィルスがやってくると、免疫グロブリンが足りないため免疫力を充分に発揮できず、舌からウィルスが侵入しやすくなると考えられています。
“だからこそ、『舌』をきれいにする事が大切です!“
そこでおすすめなのは舌クリーナーや舌ブラシです。
その使い方にはポイントがあります。
“一生懸命、磨いても大丈夫?“
舌クリーナーや舌ブラシは、左右に動かしたり、円を描くように動かすのは「舌苔」を広げてしまうおそれがありますのでNG✖です。
手前から奥へ動かすのも「舌苔」を飲みこむおそれがありますのでNG✖です。
明るい場所で『舌』を鏡で見ながら、舌クリーナーや舌ブラシでくすんだ白や黄色に汚れた場所を奥から手前にやさしく1度かきだしたら水洗い→3回程度を1日1度行ってください。
就寝前がおすすめです。
また、舌ブラシの代わりにガーゼやタオルを指に巻きつけて水で濡らして汚れをとっても構いません。
専用の舌クリーナーや舌ブラシは当院でも販売していますので、使い方のご相談などスタッフにお気軽にお問い合わせください。
おウチでできるコロナ対策もできる限りがんばっていきましょうね!