歯のコラム column
歯周病について
2022.02.09
未指定こんにちは。
今回は、歯周病についてのお話を担当しますKです。
テレビやCM等で、よく耳にする「歯周病」
皆さんは歯周病についてどのくらい知っていますか?
今や国民の約80%が歯周病と言われてます。
軽度の状態では痛みや自覚症状も少なく知らない間に進行して、気が付いた時には重症化していることもある恐ろしい病気です。
このような歯周病のサインを見逃していませんか?
◎朝起きた時、口の中がネバネバする
◎ブラッシング時出血する
◎口臭が気になる
◎歯ぐきがむず痒い、痛い
◎歯ぐきが赤く腫れている
◎歯が長くなったような気がする
◎前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が出来た
◎硬い物が嚙みにくい
◎食べ物が歯にはさまる ・・・・等々
気になる事がありましたら、放置しないで受診しましょう。
歯周病は、大きく分けて「歯肉炎」と「歯周炎」に分けられます。
「歯肉炎」
「歯肉炎」は歯ぐきが腫れブラッシング時に出血したりします。この段階で丁寧に磨いて治療をすれば元の状態に改善します。
歯肉炎を放置すると歯周炎へ進行します。
「歯周炎」
「歯周炎」は、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしていきます。
溶けてしまった骨は元通りに戻すことは出来ません。
そして、土台(歯槽骨)を失った歯は、グラグラと揺れて最終的には抜けてしまう事もあるのです。
なぜ?歯周病になるのでしょうか?
歯周病の原因は、歯と歯ぐきの間に溜まる歯垢(プラーク)です。
歯石は細菌の塊で、1mg中に10億の細菌がすみついていると言われています。
この細菌の集合体をバイオフィルムと言います。
“バイオフィルム”
例えばお風呂の排水口やキッチンの三角コーナーのヌルヌル汚れも細菌の集合体です。
このバイオフィルムは歯みがきでは落とせません。
歯科医院で機会をつかって除去する必要があります。
(もちろんご自宅での毎日丁寧な歯みがきは大切です!)
以前のコラムに載せたように、定期的にメンテナンスすることで歯周病や虫歯を予防して、お口の中を健康に保ちましょう。