歯のコラム column

歯を失った先のこと考えたことございますか?!

2022.04.08

未指定

仙台市若林区のほんま歯科院長の本間です

皆さん、突然ですが、歯を失えば動物はどうなるか考えたことはありますか?

野生の動物は歯を失うと生きることは出来なくなります。

しかしながら、我々人類は文明を発展させることで、歯がなくても栄養の摂り方や食べ物の工夫をする事で生きていけます。

そのため、多少歯が悪くなっても、歯医者さんに行かない方はたくさんいらっしゃいます。

日本人は特に歯科に関して、関心が低く、歯科への定期健診受診率が5%未満と他の予防歯科先進国(70%以上)と比較するとかなり低い数字になっております。

またこんなデ-タ-もございます。唯一日本だけが先進国の中で口腔ガンによる死亡率が上昇しているのです。

歯が悪いとアメリカでは就職先にも苦労します。

 

某有名なネット関連の国際企業ではその方の歯をみて採用するかどうかきめる1つの手段にもなっているそうです。

以下は健康な歯や歯ぐきの方と不健康な歯や歯ぐきの方との比較になります。

健康な歯や歯ぐきの方と不健康な歯や歯ぐきの方との比較

健康な歯や歯ぐき

よく噛める


十分に消化できる


お口より下の消化管の負担がかからない化


しっかり栄養がとれる


 
 
免疫力アップ


病気になりにくくなる

不健康な歯や歯ぐき

かめない


消化できない


他の消化器官への負担が増加し弱体化


栄養不足


免疫力の低下


いろいろな病気になりやすくなる

 

それだけでなく歯がないと積極性がなくなり人とのコミュニケーションを避けるようになるとも言われています。

実は歯は全身の健康だけでなくその方の社会性にも大きく関わるのです。

そこで!!

私がぜひお勧めするのが

歯の定期検診を受けるということです。

当院では年に3回から4回定期検診を受けることをお勧めしております。

お口の中の状況を把握するのに丁度よい期間であるのとともに、歯石などが頑固に石灰化しない期間であるからです。

今では絶対できない研究ですが、1週間歯を磨かなければどのような結果になるかを歯医者さんの卵(歯学部学生)を対象にした研究があります。

健康な歯ぐきが、わずか1週間後には血が出る状態になりました。

しかし、その後しっかり歯を磨くことで2週間ほどで出血が治まりました。

お口の中は複雑な形態をしているのでどうしても磨ききれない部分がでてきます。

そこは我々プロのケアに任せてください。

早めに対応することで重度な歯周病を防ぐことができますし、仮に進んでしまった歯周病も現状が維持できる可能性があるからです。

その可能性を皆さん、自ら逃さないで下さい!!

 

ぜひ虫歯の治療が終わっても健康な体つくりのために定期的に検診を受けて下さい!

月別アーカイブ