歯のコラム column

奥歯がないと動脈硬化のリスクが高くなる???

2022.04.16

未指定

こんにちは。

この春、新生活をスタートさせた方も多いと思います。    

環境が変わると、なかなか歯科へも行く余裕もない、さらに忙しくて、ストレスを貯めていると、疲れて帰宅して歯磨きをせずに寝落ち!!

な~て事ありませんか?

それは大変だ!(;´∀`)

夜は、お口の中の菌が活発になるのです!!

回数を重ねると、お口のねばねば、歯垢がかたまる原因となり虫歯や歯周病になってしまいます!!

そんな時は、当院の衛生士にお口のお掃除をしてもらってはいかがですか?

疲れて丁寧に磨けない時の方法等々も教えてもらっちゃいましょう!!

当院ではそんな事もできちゃいます!!

当院の衛生士に何度も相談してみてくださいね。

さらに実はお口の中がスッキリすると、ストレス解消にもなりますよ!

是非!!いらして下さい。

今回は、大切な、大切な奥歯のお話をします。

厚生労働省のある研究調査結果が発表されました。

奥歯を全て失った高齢者は、奥歯が全部ある高齢者に比べて動脈硬化になるリスクが約2倍に高まるということが分かったそうです。

(2015年8月14日読売新聞オンラインから引用)

脳血管疾患や心疾患などの動脈硬化性疾患は、日本人の死亡原因としてはがんに次いで多い病気ですので気になる方も多いと思います。

「じゃあ、奥歯の歯みがきを頑張ろう!!」と張り切ることは大切ではありますが・・・

奥歯が残ってさえいれば良いのでしょうか? 

ここではもう少し掘り下げてみましょう。

実は「奥歯が全部ない」ということと「動脈硬化になるリスクが約2倍に高まる」ということの間には、もう1つ要因が狭まっています。

それが「(奥歯がないから)食べ物が食べにくい」ということです。

 

この調査にあたった研究者のコメントとして、

「噛みにくい緑黄色野菜などの摂取量が減るからではないか」

「奥歯がない人は、繊維質が多い野菜や、貝類、干物などをさけてしまうのだろう」

「入れ歯を使うなどして、しっかりと食べて欲しい」とあります。

つまり「奥歯がない」ということは「物が噛みにくい」と同じ意味で使われているということです。    

この調査では「奥歯の有無」を対象としていますが、奥歯があってもしっかりと物が咬めないのなら無いと 同じ、というわけで、そこに奥歯の噛み合わせの悪さの調査も入っていれば、動脈硬化リスクはもっと上がるだろうことが予想されます。

奥歯の噛み合わせ治療は、お口の奥という場所的な問題や、もともと歯がしっかりしているという性質状、 

難しかったり時間がかかったりすることはあるのですが、歯やその周囲が健康であれば、何歳からでも矯正 することは可能です。

 かぶせものやインプラント、入れ歯など、歯がなくなった後に原状回復するための作り物は色々ありますが、天然の歯にはかなうものはありません。

また見た目重視で機能のことを無視した矯正治療も審美的な意味しかないことが多いです。

「自分の歯並びでしっかり噛める」事が大切だと思います。

 

いつもまでも美味しい食事をするために、定期的な検診をおすすめしております。

歯を失いお困りの方がいらっしゃいましたら、是非、ご相談下さいね。

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