歯のコラム column

歯ブラシだけで大丈夫?

2023.01.18

未指定

以前歯ブラシの選び方についてお話させて戴いたかと思います。

今回は歯ブラシ+αのお話をしたいと思います。

なぜ+αが必要なのでしょう?

実は歯ブラシだけで落とせるプラークは60%程度と言われています。

そこで大事になってくるのは+αのケアになってきます。

今回はプラーク除去に優れている「歯間ブラシ」と「デンタルフロス」についてお話したいと思います。

先ほど、歯ブラシのブラッシングだけででのプラーク除去率が60%とお話しましたが、

デンタルフロスや歯間ブラシを使用する事によって70%~80%までプラークの除去率が上がります。では、どのようにすれば良いのでしょうか。

歯間ブラシとはその名の通り歯と歯の隙間の汚れを取り除くための小さなブラシです。

形状には「L字型」と「I字型」の2種類があります。

L字型…L字型になっているので奥歯に使用するのが適しています。

I字型…先端から持ち手まで一直線になっているので前歯に使用するのが適しています。

 

デンタルフロスとは繊維を束ねて糸状にしたもので、

大きく分けて「糸巻きタイプ」と「フォルダータイプ」の2種類に分けられます。

糸巻きタイプ…糸だけがケースにセットされていて、自分で好きな長さにカットして指に巻き付けて使用します。

フォルダータイプ…糸がセットされているヘッドの形でF型とY型があり、片手で使用出来るので扱いやすい。

 

このように歯間ブラシ、デンタルフロスにもさまざまなものがあります。

仮に、お口の中に何か異常があった場合デンタルフロスを使用する事でフロスが引っ掛かるような時は、詰め物や被せもが合っていない場合が考えられます。また歯間ブラシを使用した時に嫌な匂いがした時には、歯周病のリスクが高い事が考えられます。お口の中の病気や異常に気づく一歩として使用してみるのはいかがでしょう?歯間ブラシのサイズやデンタルフロスの使い方に不安がある方は衛生士にご相談下さい。

 

最後に歯間ブラシやデンタルフロスを使用すれば虫歯の予防効果は上がりますが、完璧に予防出来るわけではありません。最初にお話したように、歯間ブラシやデンタルフロスを使用してもプラークの除去率は70%~80%です。残りの20%で出来ることで大切なのが定期検診です。定期検診を受けることによって、歯ブラシやフロス、歯間ブラシでは落としきれない所を除去してもらいましょう。そして予防効果を上げていきましょう。この機会に定期検診を受けてみてはいかがでしょうか?

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