歯のコラム column

「子どもの歯ブラシを選ぶポイントとは?」

2023.04.04

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こんにちは。若林区ほんま歯科の歯科衛生士のSです。

今回は、保護者様によくご質問をいただく、子ども用の歯ブラシについてお話をしたいと思います。

子どもは個人差が大きいため、歯の生え変わる時期に幅がある

子どもの成長期は、個人差が大きいため、歯の生え変わる時期にも幅があります。小学校に就学する前から永久歯が生え始めてくる子どももいれば、就学してからもしばらく乳歯のままの子どももいます。

永久歯と乳歯が混合するはじめの時期は、まだお子さま自身での歯みがきによるケアは難しく、噛み合わせも安定しないので、むし歯の原因となってしまう歯垢が残りやすくなってしまいます。

また、小学校中学年期になると保護者の歯みがきサポートから卒業する時期になり、お子さま自身にケアが任されるようになります。

この永久歯が生え始めの時はむし歯になりやすく、歯肉炎も起こりやすいため注意が必要です。

ほんま歯科では、10歳までの保護者様の仕上げ磨きを推奨しており、その時期を経過するとお子さまが1人でも歯みがきができるようにブラッシング指導をしています。

「子ども用の歯ブラシはどう選ぶのがいいのでしょうか?」

奥歯の永久歯が生えてきた、

下の前歯の乳歯が抜けた後に永久歯が生えてきた5〜7歳の混合歯列期のはじまりになる頃からは、幼児用歯ブラシではなく「小学生用」「6~12歳」などと表示されている学童用歯ブラシを使用していただくのがいいでしょう。

 

上手にみがく事ができるテクニックよりも、安定して歯の面に歯ブラシの毛の先を当てられることがとても大切です。動かす時の力加減のコントロールも難しいので、口の中に歯ブラシを入れたら唇を軽く閉じて、歯ブラシの背面を頬の内側の粘膜に当てて、ぐるぐると円を描くように動かせるかどうかを確認してみましょう。

【子どもの歯みがきで大切な事】

歯ブラシの持ち方は、大人のようなペングリップではなく、しっかりにぎって持たせながら練習させてみましょう。また、ブラッシングの際に舌の奥の方に嘔吐反射がある子どもの場合は歯ブラシを挿入する方向を変えて、歯ブラシのつま先を喉の方へ向けずに口角から挿入するなど工夫してみましょう。

【お口の中の環境を良くするために伝えたいこと】

低学年期のむし歯リスクが高い時期に「歯みがきをする」という生活習慣を身につけることがとても大切になっています。さらに、食育の観点からも正しい姿勢で左右バランス良くしっかりと噛んで食べることがむし歯予防にとって重要です。

ほんま歯科では、お子さま1人1人にあわせた歯のみがき方をゆっくり練習しながら指導しています。ぜひ一緒にがんばりましょう!

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