歯のコラム column

子どもの未来を守る!小児のMFT(口腔筋機能療法)と将来のオーラルフレイルの深い関係

2026.10.14

健康について

こんにちは。仙台市若林区新寺にある予防管理型歯科のほんま歯科です。

「いつも口が開いている。」

「食べるのが遅い。」

「クチャクチャ音を立てて食べる。」

「滑舌が少し気になる。」

「歯並びが悪くなってきた。」

このようなお子さんの様子を見て、「成長すれば自然に治るかな」と思っていませんか?

実は近年、このような症状は口腔機能発達不全症のサインとして注目されています。

さらに近年の研究では、この口腔機能の発達不足が、高齢になってから起こる**オーラルフレイル(お口の衰え)**とも深く関係していることがわかってきました。

子どもの頃のお口の使い方は、一生のお口の健康を左右すると言っても過言ではありません。

今回は、MFT(口腔筋機能療法)がなぜ将来の健康寿命につながるのかをわかりやすくご紹介します。

子どもの未来を守る!小児のMFT(口腔筋機能療法)と将来のオーラルフレイルの深い関係

MFT(口腔筋機能療法)とは?

お口の筋肉を正しく育てるトレーニングMFT(Myofunctional Therapy)は、日本語では口腔筋機能療法と呼ばれます。歯並びは遺伝だけで決まるものではありません。

実は

· 舌の位置

· 唇を閉じる力

· 飲み込み方

· 呼吸の仕方

· 噛み方

など、お口の機能が大きく影響しています。

MFTでは、一人ひとりの発達段階に合わせて

· スポット(正しい舌の位置)

· 鼻呼吸の練習

· 唇の筋力トレーニング

· 舌の筋力アップ

· 飲み込み方の改善

などを行い、正しい口腔機能を身につけていきます。


口腔機能発達不全症とは?

「お口ポカン」は病気のサインかもしれません口腔機能発達不全症とは、お口の機能が十分に発達していない状態をいいます。

例えば

· お口ポカン

· 口呼吸

· 指しゃぶりが長く続く

· 舌で前歯を押す癖

· 食べるのが遅い

· 発音しにくい

· よく噛まない

· 飲み込み方がおかしい

などが代表的な症状です。

近年では、学校歯科健診でも「口腔機能」に注目が集まり、多くの歯科医院で検査や指導が行われています。


子どものお口の発達が将来のオーラルフレイルにつながる理由

お口の機能には「貯金」があります

私たちのお口の機能は

幼少期に発達し、

20歳頃にピークを迎え、

その後少しずつ低下していきます。

つまり、子どもの頃に100%近い機能まで育てることができれば、高齢になっても十分な機能を維持しやすくなります。

しかし、50〜60%程度しか育たないまま大人になると、加齢による機能低下が始まった時に、人より早くオーラルフレイルへ進行してしまう可能性があります。

これは「お口の健康貯金」ともいえる考え方です。

子どもの頃のMFTは、この健康貯金を増やすための大切な取り組みなのです。

 

MFTで育てたい3つの力

① 正しい舌の位置

舌は本来、上あごのスポットと呼ばれる位置についています。舌が低い位置にある「低位舌」は

· 歯並び

· 口呼吸

· 睡眠の質

· いびき

· 睡眠時無呼吸症候群

などにも影響すると考えられています。

正しい舌の位置を覚えることは、生涯にわたる健康づくりの第一歩です。


② 噛む・飲み込む力

しっかり噛み、食べ物を舌でまとめて飲み込む力は、栄養をしっかり摂るために欠かせません。

この機能が十分に育たないと

· 丸飲み

· 偏食

· 咀嚼不足

につながることがあります。

高齢になると、この力が低下することで誤嚥や低栄養の原因にもなります。


③ 唇を閉じる力

唇の力が弱いと口呼吸になりやすくなります。

口呼吸は

· むし歯

· 歯周病

· 口臭

· 睡眠の質の低下

· 感染症リスク

などにも関係しています。

鼻呼吸を身につけることは、お口だけでなく全身の健康にもつながります。


MFTは歯並びだけが目的ではありません

MFTは矯正治療の補助だけではありません。

近年では

· 健康寿命の延伸

· オーラルフレイル予防

· 誤嚥性肺炎予防

· 睡眠の質向上

· 糖尿病など全身疾患の予防

など、医科歯科連携の観点からも注目されています。

お口は「食べる」「話す」「呼吸する」という生命活動の入り口です。

その機能を子どもの頃から育てることは、一生の健康づくりにつながります。


ほんま歯科のMFT

仙台市若林区新寺の予防管理型歯科であるほんま歯科では、

お子さん一人ひとりの成長に合わせたMFTプログラムを行っています。

検査では

· 舌の動き

· 唇の力

· 呼吸の状態

· 飲み込み方

· 舌圧

· 口唇閉鎖力

などを確認し、ご家庭でも続けられるトレーニングをご提案しています。

ご家族にもご協力いただきながら、楽しんで続けられることを大切にしています。


よくある質問(Q&A)

Q. MFTは何歳から始められますか?

A. 一般的には3〜5歳頃から始められます。お子さんの発達状況に合わせて開始時期をご提案します。

Q. 矯正をしなくてもMFTは必要ですか?

A. はい。歯並びだけでなく、呼吸・飲み込み・発音などの改善を目的として行うことがあります。

Q. 家でもトレーニングは必要ですか?

A. はい。毎日数分でも継続することが、効果を高めるポイントです。当院ではご家庭でできるトレーニングもお伝えしています。

Q. 子どもの頃にMFTをすると将来も効果がありますか?

A. 子どもの頃に正しい口腔機能を身につけることは、将来のオーラルフレイル予防や健康寿命の延伸につながる可能性が期待されています。

 

子どもの未来を守る!小児のMFT(口腔筋機能療法)と将来のオーラルフレイルの深い関係

まとめ

子どもの頃のお口の機能は、将来の健康を支える大切な土台です。

MFT(口腔筋機能療法)は、歯並びを整えるためだけでなく、

· 正しい呼吸

· 正しい飲み込み

· よく噛む習慣

· お口の筋力

· 将来のオーラルフレイル予防

につながる、一生役立つトレーニングです。

仙台市若林区新寺の予防管理型歯科 ほんま歯科では、お子さんの口腔機能発達不全症の検査・MFT・プレオルソ治療・口腔機能管理に力を入れています。

「お口ポカンが気になる」「歯並びが心配」「食べ方や話し方が気になる」という方は、お気軽にほんま歯科までご相談ください。


【歯科医師・歯科衛生士監修】

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