歯のコラム column

歯周病と全身疾患①(糖尿病・心臓病・脳梗塞との関係)

2026.08.31

歯周病

こんにちは。
仙台市若林区新寺の予防管理型歯科医院 ほんま歯科です。

「歯周病は歯ぐきだけの病気ではないの?」
「歯が抜ける原因になることは知っているけど、全身の健康にも関係するの?」

このように思われている方も多いのではないでしょうか。

しかし近年、多くの研究によって歯周病はお口の中だけでなく、糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞など全身の病気と深く関係していることが分かってきています。

歯周病は「歯ぐきが腫れる病気」というだけではありません。

歯周病菌や炎症物質が体の中へ広がることで、全身の健康に影響を及ぼす可能性があります。

今回は、仙台市若林区新寺で予防管理型歯科に取り組むほんま歯科が、歯周病と全身疾患の関係について分かりやすく解説します。

歯周病と全身疾患①(糖尿病・心臓病・脳梗塞との関係)

歯周病とはどんな病気?

歯周病とは、歯についたプラーク(細菌のかたまり)に含まれる歯周病菌によって、歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気です。

初期には、

・歯磨きすると血が出る
・歯ぐきが腫れる
・口臭が気になる

といった症状が現れます。

さらに進行すると、

・歯ぐきから膿が出る
・歯がグラグラする
・噛みにくくなる
・歯を失ってしまう

原因になります。

歯周病は痛みなどの自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行しやすく、「サイレントディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれています。

歯周病と全身疾患①(糖尿病・心臓病・脳梗塞との関係)

なぜ歯周病が全身の病気につながるの?

お口の中は、全身とつながっています。歯ぐきの粘膜は薄く、その下には多くの毛細血管があります。

歯周病によって歯ぐきに炎症が起こると、傷ついた歯ぐきから歯周病菌や炎症物質が血液の中へ入り込みます。

血液に入った細菌や炎症物質は全身へ運ばれ、さまざまな場所で悪影響を与える可能性があります。

これが、歯周病がお口だけではなく全身疾患と関係すると言われる理由です。

 

歯周病と心筋梗塞・脳梗塞の関係

歯周病菌が血管内へ入り込むと、血管の壁に炎症を起こすことがあります。

炎症が続くことで、

・血管が硬くなる
・血管が狭くなる
・血液の流れが悪くなる

といった動脈硬化につながる可能性があります。

動脈硬化が進むと、

・心筋梗塞
・狭心症
・脳梗塞

など、命に関わる病気のリスクになることがあります。

そのため、お口の炎症を管理することは血管の健康を守ることにもつながります。

 

歯周病と感染性心内膜炎

歯周病菌は血液の流れに乗って、心臓へ到達することがあります。

特に心臓の弁に病気がある方では、細菌が付着し感染を起こす「感染性心内膜炎」という病気につながることがあります。

心臓に持病がある方では、歯科治療前に注意が必要になる場合もあります。

それほど、お口の細菌管理は全身の健康にとって重要なのです。

 

歯周病と糖尿病の深い関係

歯周病と糖尿病は「双方向の関係」があると言われています。

つまり、「歯周病が糖尿病を悪化させる」「糖尿病が歯周病を悪化させる」

という、お互いに影響し合う関係です。

歯周病による炎症物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを妨げることがあります。

その結果、血糖コントロールが難しくなる可能性があります。

一方、糖尿病になると免疫力が低下し、細菌への抵抗力が弱くなるため、歯周病が進行しやすくなります。

近年では、歯周病治療を行うことで血糖管理の指標であるHbA1cの改善につながる可能性も報告されています。

 

 

歯周病予防は全身の健康管理です

歯周病を予防することは、歯を守るだけではありません。

・しっかり噛める
・食事を楽しめる
・口臭予防につながる
・全身の炎症リスクを減らす

など、健康な生活を送るために大切な役割があります。

毎日の歯磨きだけでは落としきれない汚れや歯石は、歯科医院での専門的な管理が必要です。

仙台市若林区新寺の予防管理型歯科医院 ほんま歯科では、症状が出てから治療するのではなく、病気になる前からお口の健康を守る予防管理を大切にしています。

 

歯周病と全身疾患①(糖尿病・心臓病・脳梗塞との関係)

よくある質問(Q&A)

Q. 歯周病は本当に全身の病気と関係がありますか?

A. はい。歯周病菌や炎症物質が血液を通じて全身へ影響し、糖尿病や心血管疾患などとの関連が報告されています。

Q. 歯ぐきから血が出るだけでも歯科医院へ行った方がいいですか?

A. はい。出血は歯ぐきに炎症が起きているサインです。早期に確認することで歯周病の進行を防ぎやすくなります。

Q. 糖尿病がある場合、歯科検診は必要ですか?

A. 必要です。糖尿病と歯周病は互いに影響するため、医科での管理と合わせて歯科での歯周病管理も重要です。

まとめ

歯周病は歯ぐきだけの病気ではありません。

歯周病菌や炎症は血液を通して全身へ影響し、

・糖尿病
・心筋梗塞
・脳梗塞
・動脈硬化

など、さまざまな病気と関係しています。

お口の健康を守ることは、将来の全身の健康を守ることにつながります。

気になる症状がなくても、定期的な検診と予防管理を続けることが大切です。

【歯科医師・歯科衛生士監修】

 

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