こんにちは! 衛生士のNです!!
だんだん温かくなって春らしい季節になってきましたね。
桜の開花が待ち遠しいです(^^♪
さて、今回は歯ぐきについてのお話しをしていきます。
みなさん『歯ぐき』と聞くと何を思い浮かべますか?
実は・・・歯ぐきはとっても大事な組織なんです!
その事についてお話します。
歯を支えるというのは想像できるかなと思います。
しかし!!
歯ぐきのみで歯を支えているわけではありません!!
歯を支えているのは顎の骨(歯槽骨)です。
歯ぐきの中には骨がありここに歯の根が植わっています。
内部の組織を守るというのは骨を守っています。
お口の中は細菌がいっぱいいます。
それらの細菌が内部の組織につまり
顎の骨や体内にいかないようにバリアの
役目をしているのが歯ぐきなんです。
血管の通り道です。
歯ぐきが赤く見えるのは、首の動脈から顎の骨の中を通って伸びている
太い血管から無数に枝分かれした血管が張り巡らされているからです。
この血管を通して、酵素、免疫細胞などが運ばれています。
ここまでが大体の歯ぐきの役割になります。
次は歯ぐきは、なぜ?腫れてるのか?
歯ぐきは、なぜ?腫れるのか??について説明しますね(*^^*)
歯周病になると歯ぐきが腫れるというのは、みなさんお分かりかな?と思います。
だけど・・・『腫れる』というのはどういう仕組みなのかはあまり知られていませんよね??
炎症が起きている場所は、歯垢の中に含まれている細菌と免疫細胞が戦っている場所です。そのため血流を増やして細菌に負けないように免疫細胞をどんどん運びこもうとするので、その結果歯ぐきの血管が拡張されます。
これを『充血』といいます。
そして充血した血管の外に血液中の液状の成分がしみ出すようになります。
つまり炎症が起きている歯ぐきに体液がたまるということで、これがブヨッと腫れる理由になります。
そして歯周病の炎症で歯ぐきの血管も弱っていきます。炎症の原因であるプラーク(歯垢)がいつまでも取り除かれずそのまま放置されていると歯の根元周りの血管が炎症を起こし先程説明した充血が繰り返され血管がつぶれ、弱っていきます。
歯周病の炎症が治る過程では、ご自分の治癒力が使われます。血管から栄養がうまく届かない状況だと治りにくくなります。
年を取ると歯周病が進行しやすいのも歯ぐきの血管が関係しています。歯ぐきの血管壁が厚くなり血液の通りが細くなり血流が悪くなると、酵素・栄養・免疫細胞が十分に運ばれず自然治癒力や抵抗力が弱くなります。
また、免疫細胞の減少し全身の免疫機能が低下することで歯ぐきの免疫力も低下し、歯周病菌から歯ぐきを守る力が弱まります。こうした変化により歯周病になりやすくなるのです。
歯ぐきはお口の中の健康のバロメーターになります。
歯みがきの時に、時々歯ぐきの状態をチェックしてみてください。
歯ぐきが赤く腫れていたら気を付けないといけないサインです!!
そして歯周病の予防は欠かせません。何も症状がなくても定期的に歯科を受診し、お口の状態を診てもらいましょう!!
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