歯のコラム column

子どもむし歯

2022.06.20

未指定
子どもむし歯

こんにちは。

トリートメントコーディネーターの片岡です。

『むし歯』というと・・・・・お子様時代に苦労した記憶をお持ちの方がよくらっしゃいます。

今回は、乳歯のむし歯を食事の観点からどう予防するかに ついてお話し致します。

子どもむし歯

虫歯の原因は、歯の汚れによる酸で歯が溶かされること。

歯を守るために『おやつ選びのポイント』も大切になります。

栄養補給の側面もありますが、やっぱりむし歯も心配です。

むし歯は、糖分をエサに酸とネバネバ歯垢のもとを作り出します。

この酸が歯を溶かす原因なのです。

【乳歯の虫歯を作らないポイントは】

➀ 間食の時間を決める

➁ 時間をかけてダラダラ食べない

③ キシリトールを上手に活用する

子どもむし歯

➀➁は、先に酸がむし歯菌の原因とお話ししましたが、細かくお話しすると・・・

口の中が酸性の状態が続いていることで歯が溶けていきます。  通常、お口の中は中性です。

食事をすると口の中が酸性に傾きますが、だ液の性質で時間とともに中性に戻っていきます。

しかし、食事の直後にデザート、そのままジュース、おやつ、  ジュース、また食事と続いていくと

中性に戻る間もなく、常に菌が溶けだしていく一方になってしまいます。食事と食間の間を空いていても

好きな食べ物や飲み物をずーーーっと口に入れたまま味わっているな~んて言う場合も同様です。

ダラダラ食べをせず、食事やおやつの後はしっかり歯磨きをしてメリハリをつけると良いでしょう。

 

③は、最近ガムでよく聞くキシリトール。どうしてむし歯に良いのかご存じですか?

ご存じの方も多いと思いますが、キシリトールは、むし歯菌がエネルギーに出来ない栄養素で、

キシリトールを食べ続けたむし歯菌は酸を作る能力が低下したり、むし歯菌自体の数を減らすことも

出来るとも言われています。お口の中の環境自体を変えてしまおうというのがキシリトールです。

タブレットやグミ、チョコなんかにもキシリトール100%のものがありますので、アメやソフトキャンディ等を食べたいタイミングであげるといいでしょう。ポイントは、キシリトール100%であること。

むし歯菌が栄養としてとりこめる他の糖分が入っていると効果が薄れてしまいますのでご注意ください。

むし歯は、歯が生えてから3年が特になりやすいと言われています。

それを超えてしまえば歯の質がかたまる為、不養生さえしなければむし歯の心配はかなり軽減されます。

お子様のむし歯は大人の歯並びにも影響することがあります。生え替わるからいいじゃん!

では済まないのが子どものむし歯です。周囲の大人がみんなで気を付けてあげることが大切です。

おやつ選びのポイント

子どもむし歯

➀ 砂糖の含有量がすくない

➁ 食べ終わるのが早い

 (口の中に長くとどまっていない)

③ 歯に付着しにくい

 

『意外とおススメ』

        アイスクリーム・プリン・ゼリー                                   (クッキー等は歯に付着して残りますが・・お口にとどまらず、するっと流れる)

       ※アイスはチョコチップ等入っていないシンプルなものが良い

虫歯を防ぐおやつの食べ方のポイント

子どもむし歯

➀ だらだらと食べない。                         

『頂きます』『ごちそうさま』を大切に

➁ ご家族一緒に食べよう。終わったらお片付け

③ 食後に飲むのは、お水やお茶など糖分を含まない飲料に

④ 食後はブクブクうがいで、お口の中をキレイに!!

 

お口の中が酸性になっている時間が少ない方が、お口の環境としては良いようですね。

   上手にキシリトールやフッ素を利用することも効果的ですね。

   もっともっと『詳しく知りたい!!』『自分のお口の環境に適したオーラルケアが知りたい!!』

  そんな方は、お子様だけではなく、大人も!!どうぞ当院へお越しください。

 

むし歯ゼロを目指して行きましょう!!

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