歯のコラム column

お口の健康から健康増進を目指した予防管理型歯科医院

2021.04.13

未指定

こんにちは。

若林区の歯医者「ほんま歯科」院長の本間です。

今日が初めての投稿になります。

現在、当院が柱としている3つについて書きたいと思います。

当院は…

①お口の健康から健康増進を目指した予防管理型歯科医院

②お子さんの健全な成長発育をお口からサポートする小児歯科医院

③金属によるアレルギー問題を考えている健康志向の歯科医院

を目指しております。


まず第一回目は①予防管理型歯科医院に関して書きたいと思います。

①に関してですが、

お口の健康が全身に影響するのはご存じでしょうか?

お口は最初にくる消化器官です。ここに問題があると、それ以降の消化器官へ影響するばかりか、消化器官とは関係ない場所へも影響します。お口の健康と関わりのある病気として 

⑴糖尿病

⑵腎臓病

⑶誤嚥性肺炎

⑷高血圧

⑸心筋梗塞

⑹脳梗塞

⑺低体重児出産

⑻関節リウマチ

⑼アルツハイマー

⑽口からの様々な感染症などがあります。

 (1)糖尿病について

歯周病が悪化すると糖尿病が悪化し、糖尿病が悪化すると歯周病が悪化するといったように自転車の両輪のような関係です。

(2)腎臓病について

血液中に歯周病菌が入り込むことで血液をろ過している腎臓に慢性的に炎症が起きてしまい慢性腎炎になってしまいます。

(3) 誤嚥性肺炎について

肺炎は口の中の細菌が肺に入り込むことで起きやすくなります。高齢者の感染症の死亡原因の第一番目に誤嚥性肺炎が挙げられます。

(4)高血圧、(5)心筋梗塞、(6)脳梗塞について

歯周病菌は容易に血管に入り込んで血管を固くしたり、血管を詰まらせたりして心筋梗塞、脳梗塞、高血圧が発症します。

(7)低体重児出産について

血管に入った歯周病菌の毒素により子宮内のホルモンが影響を受けて、赤ちゃんが早く生まれ来るようになります。

(8)関節リウマチについて

発症の一要因に、歯周病菌の毒素が原因になっていると考えられます。

(9)アルツハイマーについて

かみ合う歯がなくなると、脳血流が減少し発症しやすくなるし、また、脳血管から歯周病菌が見つかったとの報告もあります。

(10)口からの様々な感染症について

実は新型コロナウイルスの感染にお口の状態が大きく関与しています。まず1つは口呼吸です。口呼吸は空気清浄機能が備わる鼻呼吸と異なり、直接ウイルスが口腔内に侵入し感染しやすくなります。また、ウイルスが侵入しただけでは感染は成立しません。受容体を通って感染します。(簡単にいえば、受容体がお家の玄関であり、玄関を通って家の中に入るということ、言い換えればこの玄関が少ないほど感染しにくいことになります。)実は歯周病により歯茎が腫れていると、この玄関である受容体が増加して感染リスクが高まります。だからこそ、お口の健康を維持することが新型コロナ感染予防になるのです。

 

まとめ

このようにお口の健康は様々な病気にかかわっています。実際にまだまだ多くの病気との関連も今後明らかにされると思います。

だからこそ、お口の健康維持はとても大事なのです。

 

第二回目は

② お子さんの健全な成長発育をお口からサポートする小児歯科医院 

について書きますね。

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