口腔外科 oralsurgery

口腔外科とは oralsurgery

口腔外科とは

口腔外科は、おもに外科処置を必要とするお口の病気や異常を取り扱う歯科診療科目です。虫歯や歯周病などの一般診療でも外科処置を行なうことがありますが、口腔外科ではより複雑な外科処置が可能と考えるとわかりやすいでしょう。
口腔外科のおもな治療としては、抜歯、歯の移植、口腔内の病変の組織検査、口腔内の腫瘍の治療などがあげられます。親知らずに痛みなどのトラブルがある場合や、お口の中にできものがある場合は口腔外科を受診ください。2週間以上治らない口内炎は重篤な病気の可能性があるため、早期受診をおすすめします。
ほんま歯科では、歯科用CTを用いてお口状態をより正確に把握し、安全性に配慮した治療をご提供しています。お気軽にご相談ください。

当院の口腔外科治療の特徴 features

大学病院の歯科医師による専門的な治療を受けられる

大学病院の歯科医師による
専門的な治療を受けられる

当院では、お口の中のさまざまな病気やトラブルにより的確に対応するため、口腔外科に精通する歯科医師を大学病院から招いています。歯科医師に熟練の技術と深い知識が求められるような難易度の高い抜歯も、当院なら専門性をもつ歯科医師が適切に対応するので安心です。技術力が必要な歯の移植などもお任せください。

CTを用いて安全性に配慮している

CTを用いて安全性に配慮している

当院の口腔外科では、症状によっては治療前に歯科用CT撮影でお口の中の状態を詳しく調べます。歯科用CTは、お口の状態を立体画像で撮影できる機器で、平面のレントゲンでは確認できない顎骨の厚みや密度、歯根の方向、血管や神経の位置などを把握できます。外科処置による周囲の組織の損傷などのリスクを回避しやすく、より安全な治療が可能です。

当院の口腔外科治療 treatment

当院の口腔外科治療

親知らずの抜歯

親知らずが正常に生えておらず、手前の歯が押されていたり炎症が起こっていたりする場合には抜歯が必要です。また、親知らずが原因で隣の歯に虫歯をつくってしまい、2本同時に抜歯をしないといけない事もありますので、早めの抜歯をおすすめしています。歯科用CTで歯根の方向や形状、神経の位置などを把握したうえで適切に処置します。

組織検査

口腔がんが疑われる病変や腫瘍などの一部を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を調べる検査です。とくに白板症は悪性化する可能性が高く、前がん病変の代表的なものとされています。

歯の移植

抜歯が必要となった場合に、親知らずなどの積極的に残さなくてもよい歯を移植することができます。移植する歯が親知らずで、抜歯と同時に移植を行なう場合には、保険適用が可能です。

歯根端切除術

細菌によって歯根の先端が炎症を起こし、根管治療でも症状を改善できない場合に行なう外科処置です。感染した歯根の先端を削り取り、セメントを詰めることで歯を残せるようにします。

舌小帯切除

舌の裏側にある粘膜と舌をつなぐ筋のことを舌小帯といい、この筋が通常より短いと発音や鼻呼吸が阻害されます。舌小帯を切除する舌小帯切を行なうことで、舌の運動の改善が可能です。

良性腫瘍の除去

良性腫瘍は転移や浸潤の心配はありませんが、お口の機能に悪影響を及ぼす可能性があるため除去します。エナメル上皮腫・歯牙腫・軟組織、乳頭腫・線維腫などが良性腫瘍です。

●口腔外科治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 症状や治療内容によっては保険を適用できますが、機能性や審美性を重視するため、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 手術後、歯肉・顎などの炎症・疼痛・腫れ、組織治癒の遅延などが現れることがあります。
  • 手術後、薬剤の服用により眠気、めまい、吐き気などの副作用が現れることがあります。

●CTを用いた検査にともなう一般的なリスク・副作用

  • コンピューターを駆使してデータ処理と画像の再構成を行ない、断層写真を得る機器となります。
  • 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
  • 検査中はできるだけ顎を動かさないようにする必要があります。
  • ペースメーカーを使われている方、体内に取り外せない金属類がある方、妊娠中または妊娠の可能性のある方は検査を受けられないことがあります。

●親知らずの抜歯にともなう一般的なリスク・副作用

  • 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
  • 抜歯後の数日は、腫れや痛み、出血が止まらないことがありますが、多くの場合、数日から1週間ほどでおさまります。
  • 下唇から下がしびれる神経麻痺を生じることがあります。
  • 舌の一部または全部の神経が麻痺し、味覚も麻痺する場合があります。
  • 下顎を抜歯した場合、抜歯した傷口から空気が入り、突然頬や顎が腫れることがあります。

●顎関節症治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
  • 薬物療法で鎮痛消炎剤や筋弛緩剤を使う場合、胃腸障害、眠気、倦怠感などを引き起こすことがあります。
  • スプリント治療やプレート治療を行なう場合、装着を怠ると治療期間が長引くことがあります。
  • 顎関節症は矯正治療により改善されることもありますが、矯正治療と関係なく悪化することもあります。矯正治療を行なったからといって、必ず顎関節症が治るというわけではありません。現段階で、顎関節症と矯正治療との明確な因果関係は示されていません。