一般診療 general
虫歯治療 tooth decay
虫歯は、お口の中に存在する虫歯の原因菌によって歯が溶かされる病気です。虫歯の原因菌は、歯の表面で糖分を材料に歯垢を形成し、排出物として酸を放出することで歯を少しずつ溶かしていきます。
通常、酸で歯の表面が溶けたとしても、唾液による歯の再石灰化作用によって修復が可能です。しかし、歯垢が長くお口の中に留まっていたり頻繁に糖分を摂取していたりすると、再石灰化では修復しきれなくなり、歯の表面のエナメル質に穴があいてしまうのです。
一度エナメル質に穴があくと、虫歯は内部へと急速に進行していきます。放置すると歯を失う原因になるため、虫歯に気づいたらできるだけ早く受診ください。
こんなお悩みありませんか?
以下のような歯のお悩みやトラブルがある場合、虫歯や歯周病などの病気にかかっている可能性があります。
歯が痛い
虫歯が進行し、歯の表面のエナメル質だけでなくその奥の象牙質まで侵蝕されると、痛みを感じるようになります。歯が痛い場合は虫歯の可能性が高いです。治療では、虫歯部分を削り取り、詰め物や被せ物で修復します。
歯がしみる
冷たいものなどで歯がしみる場合は、虫歯・知覚過敏・歯周病の可能性があります。虫歯の場合は削って詰め物などで修復します。知覚過敏の場合は歯磨きを改善したり歯根の表面を薬でコーティングしたりして症状を抑えます。歯周病の場合は症状に合わせた治療が必要です。
噛むと痛い
歯根膜炎を起こしている可能性があります。歯根膜炎は、歯と歯を支える骨との間にある歯根膜とよばれる組織が、虫歯や歯周病、不正咬合が原因で炎症を起こす病気です。それぞれの原因に適した治療を行ないます。
何もしなくても痛い
歯の神経まで進行した重度の虫歯の可能性が高いでしょう。治療では根管内から感染した歯の神経を取り除き、内部を洗浄・消毒します。歯根の先端に膿が溜まっている場合はそれを取り除く処置も必要です。早急に受診ください。
歯が欠けた(穴があいた)
歯に衝撃を受けたわけでもないのに歯が欠けたり穴があいたりした場合は、虫歯の可能性が高いです。欠けた部分が小さい場合は歯科用レジンを詰めて補修します。欠けた部分が大きい場合は、詰め物や被せ物を作製して修復します。
詰め物が取れた
詰め物の接着用セメントの劣化や虫歯の再発が原因で詰め物が取れることがあります。歯自体に問題がなければ詰め物を再接着すれば良いですが、虫歯にかかっている場合は再治療が必要です。どちらにしても詰め物を持参してお早めに受診ください。
口臭が気になる
歯周病にかかっていると口臭は強くなります。これは歯周病菌が食べかすなどに含まれるタンパク質を分解する過程でメチルメルカプタンというガスを出すことが原因です。歯周病治療によって口臭は改善できます。
食べ物がはさまる
虫歯で歯に穴があくと、そこに食べ物がはさまったり詰まったりしやすくなります。この食べ物は時間が経つと歯垢に変わり、虫歯が悪化するリスクが高まります。早めに受診して虫歯の進行をくい止めましょう。
当院の虫歯治療の特長
痛みを抑えた治療で不安を軽減する
ほんま歯科では、歯科治療に対する不安や恐怖が強い方にも安心して治療を受けていただけるように「痛みを抑えた治療」を心がけています。
患者さまの中には「麻酔も痛いから怖い」という方も少なくないため、治療による痛みだけでなく、治療前に行なう麻酔注射の痛みも軽減できるように対策しています。
治療後には「ほとんど痛みを感じなかったけど、どうやって麻酔をしたの?」と患者さまから聞かれることもあるくらいです。痛みへの恐怖で治療を避けていた方も、ぜひ一度当院にご相談ください。
表面麻酔を事前に行なう
表面麻酔は、歯肉の表面に麻酔薬を塗る麻酔方法です。注射針を歯肉に刺す際の感覚や痛みを麻痺させることができます。
細い注射針を使用する
表面麻酔をしたあとは、注射針で歯肉の内部に麻酔液を注入します。注射針は細いほど痛みを感じにくいため、ごく細い針を使用して痛みを軽減します。
電動麻酔注射器を使用する
麻酔液の注入は、一定の速度で行なうことで痛みを感じにくくすることが可能です。当院ではコンピューター制御によって一定の速度で麻酔液を注入できる電動式注射器を使用し、痛みを軽減します。
針を刺す位置に配慮する
痛みを軽減するためには、注射針を刺す位置にも配慮が必要です。できるだけ痛みを感じにくい箇所に注射針を刺し、十分に麻酔の効果が現れてから治療を始めるようにしています。
負担の少ない治療で歯を
長持ちさせる
たとえ治療でも歯は削れば削るほど脆くなり、虫歯の再発リスクは高まります。そのため当院では、できるだけ歯を長持ちさせることをめざし、「MI(ミニマルインターベンション)」を実施しています。MIは、虫歯に侵蝕された部分だけを取り除き、歯への負担を最小限に抑える治療です。
う蝕検知液で虫歯部分を
細かくチェックする
虫歯に侵蝕された部分だけを染め出す「う蝕検知液」を使用し、虫歯箇所を細かく確認してから治療を開始すると、健康な歯質を削る量を抑えることができます。
拡大鏡で精密に治療する
歯科用ルーペともよばれる拡大鏡を使用すると、肉眼の2.5~6倍以上の視野で患部を確認できるため、歯を削りすぎない精密な処置が可能です。
電動と手動の器具の併用で
削りすぎない
当院では電動式のドリルだけでなく手動式のドリルも使用して歯を削ります。手動式のドリルは虫歯に侵蝕された部分を手で触って確かめながら少しずつ慎重に削れるため、削りすぎを防げます。
内科的治療とMTAセメントで
歯と神経を残す
歯を長持ちさせるためには、神経を残すことが重要です。当院では重度に虫歯が進行していても、一度に虫歯部分をすべて削り取るのではなく、何回かに分けて虫歯を除去します。
1回目は薬剤で虫歯の進行を抑え、そして歯の神経側に壁ができてから、2回目以降で虫歯を除去することを行なっています。
また、歯の神経まで虫歯が進行している場合、封鎖性の高いMTAセメントを使用することで、できる限り神経を残すようにしています。
できるだけ抜歯を回避する
虫歯の進行によって歯冠の大部分を失ってしまうと、場合によっては抜歯が必要です。しかし、そのようなケースでも残っている健康な歯根を歯肉の下から引き上げることで、抜歯を回避できる可能性があります。この治療法を「歯根挺出術(しこんていしゅつじゅつ)」といいます。
歯根挺出術で歯を残す
歯根挺出術で引き上げた歯根に土台を立て、被せ物で修復することで歯として機能させられます。しかし、歯根挺出術は技術力と知識を兼ね備えた歯科医師でなければ対応が難しい治療です。
当院の院長は、さまざまな経験と研鑽を通して磨き上げた技術と知識をもっているため、難しい歯根挺出術にも適切に対応できます。
虫歯治療の流れ
STEP
01
虫歯の検査
まずは患者さまのお口の中を診察し、検査器具やレントゲンを用いて虫歯の進行度をチェックします。レントゲン撮影を行なうと肉眼ではわからない虫歯も確認することが可能です。
STEP
02
治療計画のご説明
検査結果をもとに虫歯の進行度を診断し、治療計画を立てます。患者さまには虫歯の進行度と、これからどのように治療を行なっていくのかを詳しくご説明します。
STEP
03
虫歯の除去
虫歯に侵蝕された部分を削って取り除きます。拡大鏡を使用し、歯を削りすぎないよう精密に治療を行なうことが重要です。歯の神経まで虫歯が到達している場合は、根管内から感染した歯の神経を取り除きます。
STEP
04
詰め物や被せ物を装着
治療で削った歯は修復が必要です。虫歯が小さい場合は「詰め物」で修復し、虫歯が大きい場合や神経を取り除いた場合は「被せ物」で修復します。初期の虫歯は削った部分に歯科用レジンを詰めるだけですむ場合もあります。
STEP
05
定期検診のご提案
虫歯は再発しやすい病気なので、毎日の歯磨きでお口を清潔に保ち続けることが大切です。しかし歯磨きだけでは歯垢や歯石をすべて除去しきれないため、定期検診で歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
入れ歯 dentures
入れ歯は、失った歯を補う取り外し式の人工の歯です。義歯やデンチャーともよばれます。入れ歯には「部分入れ歯」と「総入れ歯」があり、歯を1本失ったケースからすべての歯を失ったケースまで幅広く対応が可能です。また外科手術を必要としないため、全身疾患をおもちの方でも体に負担をかけずに治療できます。
保険診療と自費診療の入れ歯は
どう違う?
入れ歯治療では、健康保険が適用される「保険診療の入れ歯」だけでなく、より質の良い「自費診療の入れ歯」も選べます。
保険診療の入れ歯は費用を抑えることができますが、治療にかけられる時間や使用できる材料に制限があるため、見た目や機能性を追求することはできません。
一方、自費診療の入れ歯は費用が高くなるものの時間や材料の制約はないため、機能性や快適性、審美性に優れた入れ歯を作製できます。「しっかり噛めて味も感じやすい入れ歯」や「見た目も機能も良い入れ歯」を希望される方は、自費診療の入れ歯をご検討ください。
保険診療の入れ歯の特徴
保険診療の入れ歯は、治療費を抑えられるという点が最大のメリットです。しかし治療方法や使用する材料が決められているため、希望に合わせてオーダーメイドで入れ歯を作製することはできません。
たとえば、床(しょう)とよばれる歯肉や粘膜に密着させる土台部分の材料は、プラスチックと指定されています。プラスチックの入れ歯は強度を保つために厚みを出す必要があり、装着時に違和感や不快感が生じやすいだけでなく、食べ物の味や温度を感じにくくなる点がデメリットです。また歯の部分もプラスチック製なので、「すぐにすり減って噛み合わせに悪影響が出る」「変色しやすく見た目がよくない」「汚れが付着しやすく口臭の原因になる」といった懸念もあります。
機能性・審美性・快適性において最低限のレベルを満たす治療となるため、より質の良い治療を求める方には適していないでしょう。
自費診療の入れ歯の特徴
自費診療の場合は、入れ歯に使用する材料や治療法の選択肢が幅広く、患者様の希望に合わせてオーダーメイドで入れ歯を作製できます。
たとえば床部分を金属製にすると、厚みを出す必要がないので装着時の違和感が少なくなり、食べ物の味や温度も感じやすくなります。また、良質な印象材を使用した精密な型どりや噛み合わせの細かい調整もできるため、機能性・審美性・快適性のすべてを備えた質の良い入れ歯の作製が可能です。
自費診療の入れ歯をいきなりご提案することはありません
当院では、まずは保険診療の入れ歯を作製して噛み合わせを調整し、問題なく噛める状態になることを確認します。自費診療の入れ歯は、保険診療の入れ歯を使ってみた結果、噛む力や見た目、快適さなどの質を追求したいと希望される患者さまだけにご提案するものです。
いきなり自費診療の入れ歯をご提案することはありませんので、どうぞ安心してご相談ください。
当院の入れ歯治療の特長
入れ歯と噛み合わせに精通した
院長が担当
しっかりと噛めて外れにくく、痛みも少ない入れ歯を作製するためには、「精密な型どり」と「噛み合わせの分析」が不可欠です。しかし、それを行なうには歯科医師に経験と知識が求められます。
当院の院長は、東北大学大学院の高齢者歯科治療室にて、6年間にわたってご高齢の方の「入れ歯治療」と「噛み合わせ」について、さまざまな入れ歯治療を行なってきた経験があります。さらに2004年から今日までクリニックにて入れ歯治療の経験を積み重ねているため、より精密に型どりを行なうことが可能です。
今お使いの入れ歯でお悩みの方や、より質の良い入れ歯を希望される方は、ぜひ当院にご相談ください。
噛みやすさとフィット感に
こだわる
噛むと痛い、すぐ外れてしまうといった入れ歯の不具合の多くは、噛み合わせの位置のずれと、入れ歯と粘膜の間にすき間ができていることが原因です。質の良い入れ歯を作製するためには、患者さまの噛み合わせの位置を精密に把握・分析し、歯肉や粘膜とのフィット感を高める必要があります。
自費診療におけるより良い入れ歯のためのこだわり
POINT01.型どりのこだわり
入れ歯の作製の手順としては、「1.歯と歯肉の型どり」「2.噛み合わせの型どり」「3.仮の入れ歯で噛み合わせと見た目をチェック」という流れが一般的です。当院では、この流れに加えて「4.咬座印象(こうざいんしょう)」という型どりを行なうことがあります。
咬座印象を行なうと、食べ物を噛んだときに歯にかかる圧力や歯のない状態で歯肉にかかる圧力の強さを把握できます。この情報をもとに入れ歯を装着したときの舌の位置や唇の動き、お口の粘膜の状態をシミュレーションすることにより、外れにくく噛みやすい入れ歯の作製が可能となるのです。
POINT02.フィット感へのこだわり
入れ歯のフィット感を高めるため、患者さま一人ひとりにオーダーメイドで歯型とりを行ないます。当院の歯型とりでは、既製品のトレーではなく、患者さま一人ひとりのお口の形状に合わせて作製した「個人トレー」を使用するのがこだわりです。この個人トレーとシリコンの印象材によって、より精密に型どりを行なうことができます。また、入れ歯と歯肉の間にすき間ができないよう丁寧に調整します。
入れ歯作製が得意な
歯科技工所と提携
入れ歯の作製は、提携している歯科技工所に依頼しています。しかし歯科技工所によって得意分野や技術力が大きく異なるため、「歯科技工所であればどこでも良い」というわけにはいきません。
当院では、入れ歯の作製において多様な実績をもつ「リ・フォルテ」という歯科技工所に依頼しています。入れ歯の種類によっては、その入れ歯を得意とする別の歯科技工所に依頼する場合もあります。より質のよい入れ歯をご提供するため、提携する歯科技工所の技術力にもこだわるのが当院の特長です。
自費診療の入れ歯の種類
ノンクラスプデンチャー
クラスプとよばれる金属のバネを使用しない部分入れ歯です。審美性に優れていますが、顎骨の減少や健康な歯が動くリスクがあるため、当院では適度に金属を使用したノンクラスプデンチャーを提供しています。外出用により見た目が美しいノンクラスプデンチャーを作製することも可能です。
マグネットデンチャー
残っている歯に磁性金属を取り付け、入れ歯側には磁石を埋め込んで磁力で固定する部分入れ歯です。見た目が自然で審美性にも優れています。しっかりと固定されるのに着脱しやすく、扱いやすい点もメリットです。
シリコンデンチャー
床部分が生体用シリコン製の総入れ歯です。シリコンの弾力で歯肉や粘膜にしっかりと密着するため、安定感に優れています。また、シリコンは軟らかいため、噛むときに歯肉に負担がかかりにくく、痛みの軽減が可能です。
金属床
床部分が金属製の入れ歯です。強度に優れているため薄くすることが可能で、装着時のお口の異物感を抑えられます。また食べ物の味や温度も感じやすく、食事を楽しむことが可能です。さらに顎骨への負担も減らせるため、残っている歯の健康も守りやすくなります。
入れ歯治療の流れ
STEP
01
使用中の入れ歯の調整
現在入れ歯を使用されている場合は、その入れ歯の不具合をチェックします。新しい入れ歯が完成するまで時間がかかるため、現在の入れ歯を調整して不具合を改善し、できるだけ快適に過ごせるようにします。
STEP
02
お口の中の検査
入れ歯を作製するためには、患者さまのお口の状態を詳しく知ることが重要です。お口の診察やレントゲン撮影で歯と歯肉、顎骨の状態を精密に検査し、お口全体を細部まで把握します。
この時に虫歯や歯周病がある場合は、これらの治療を優先して行ないます。
STEP
03
治療のご説明
患者さまのお口の状態についてわかりやすくお伝えしたうえで、どのような治療が選択できるのかをメリットとデメリットの両方を含めてご説明します。不明点や疑問点があれば遠慮なくご質問ください。
STEP
04
治療開始
治療計画について患者さまに同意をいただいたら、治療を開始します。入れ歯を作製するためには型どりが必要です。歯や歯肉の型どり、噛み合わせの型どりなどを行ないます。
STEP
05
歯科技工所での入れ歯作製
型をもとに仮の入れ歯(模型)を作製し、噛み合わせの位置を決定します。より精密な入れ歯を作製するために咬座印象を行なう場合もあります。これらの情報をもとに歯科技工所で入れ歯を作製します。
STEP
06
入れ歯の完成
入れ歯が完成したら、お口に装着していただいてフィット感をチェックします。より快適さを追求して調整する場合もあります。使い方や毎日のケアについてご説明したら治療は完了です。
訪問診療 visit
歯科の訪問診療では、身体的、精神的理由で通院が難しい患者さまに対し、ご自宅や施設などを訪問して歯科治療やお口のケアを提供します。
とくに体の不自由な患者さまはご自身でお口のケアを行なうことも難しく、虫歯や歯周病のリスクが高い状態です。お口の健康は全身の健康に大きく関わっているため、通院が難しい方は当院の訪問診療をぜひご利用ください。
当院の訪問診療のご案内
高額な料金はかかりません
- 医療保険と介護保険が適用されるため、患者さまの負担額は通常の保険診療と同様です。
- 障がいをおもちの方や生活保護を受けている方も助成を受けられます。
- ほかの介護サービスの点数と一緒に計算されることはないため、料金の負担が増える心配はありません。
診療内容
持ち運びできる診療機器を備えているため、以下のような診療が可能です。
- 虫歯治療・詰め物や被せ物による治療・抜歯処置
- 入れ歯の作製および修理・調整
- 食べる・飲み込むといった機能を改善するためのリハビリテーション
- 歯科衛生士による歯石除去や口腔ケアに関するアドバイス
訪問できるエリア
当院より半径16㎞以内の場所に訪問します。ご自宅だけでなく居宅系施設、各種老人ホーム、病院、医療施設などにも訪問可能です。
ほんま歯科の所在地:宮城県仙台市若林区新寺4-4-10 佐藤ビル1階
料金について
出張料金はかかりません。医療保険と介護保険の適用で診療にかかった料金のみをお支払いください。
お問い合わせ・お申し込み先
お申し込みは随時お電話にて受け付けています。下記の電話番号にご連絡ください。
(9:30 ~ 13:30 / 14:30 ~ 18:00)
顎関節症 TMD
顎関節症は、顎関節や顎を動かす筋肉に異常が起こる病気です。口があけづらい・顎を動かすと痛い・顎関節から音がするなどの症状が現れます。顎関節症を放置すると、噛み合わせのずれや歯の痛みなどのお口の不調だけでなく、頭痛やめまいなど全身の不調が引き起こされる場合もあります。顎の関節に違和感を覚えたらお早めに受診ください。
当院の顎関節症治療の特長
顎関節症を引き起こす要因は、一つではありません。歯ぎしりや食いしばりなどの顎関節に負担をかける癖のほか、噛み合わせの異常やストレス、生活習慣や外傷も要因となります。しかも、複数の要因が複雑に絡み合っている場合がほとんどです。
当院では、なぜ顎関節症が引き起こされたのか明らかにしたうえで、その要因を可能な限り排除し、症状に適した治療をご提供します。
当院の院長は、東北大学大学院の在籍時から顎関節症について研鑽を積んでいるため、より適切な診断と治療が可能です。
顎関節症がなかなか治らずに悩んでいるという方も、ぜひ一度当院にご相談ください。
●知覚過敏治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 自費診療(保険適用外)となることがあります。その場合は、保険診療よりも高額になります。
- いずれの方法で治療を行なっても、複数回の通院が必要になります。
- レーザーの照射時やマウスピースの装着時に違和感を覚えることがあります。
●根管治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 治療内容によっては保険診療となりますが、精密性を重視する場合は自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 根管治療を行なうと、歯の構造が筒状になるため、歯が破折しやすくなります。
- 再度根管治療を行なうとさらに根管壁が薄くなり、より歯が破折しやすくなりますが、コア(土台)と被せ物を接着力に優れたセメントで接着し、歯・コア・被せ物を一体化させることで、破折のリスクを抑えられます。
- 再度根管治療を行なっても、予後が悪くなってしまうことがあります。このような場合は、外科的な治療で対応することがあります。
●審美的歯科治療・セラミック治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 審美的歯科治療としてセラミック治療を行なう場合、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
- 事前に根管治療(神経の処置)やコア(土台)の処置が必要となることがあります。
- 治療では歯を削ることがあります。また、知覚過敏を発症することがあります。
- 抜髄(神経の処置)や抜歯が必要になることがあります。
- 抜歯や外科処置をともなう場合、出血や腫脹(しゅちょう)を生じることがあります。
- 治療で歯肉を移植する場合、二次的な出血・疼痛・腫脹(しゅちょう)が見られることがあります。
- 治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
- 歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
- セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
- 噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、セラミックの破損を防止するため、マウスピースをおすすめすることがあります。
●電動麻酔注射器を用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 歯科治療の局所麻酔を行なう際、注射液の入ったカートリッジを装填したあと、歯科用注射針を取り付けて使用する機器となります。
- 電動麻酔注射器を使用して行なう治療は保険診療となることもありますが、自費(保険適用外)での診療となることもあり、その場合は保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 使用することで痛みがやわらぎますが、痛みを完全になくせるわけではありません。
●麻酔薬の使用にともなう一般的なリスク・副作用
- 歯肉に塗布する表面麻酔や、一般的な歯科治療で歯肉に注入する浸潤麻酔は保険診療となります。
- 表面麻酔薬の使用により、じんましんやむくみなどを発症することがあります。
- 浸潤麻酔の使用により、アドレナリンの影響で血圧上昇や動悸などを発症することがあります。高血圧症や心臓疾患のある方は注意が必要なので、事前にお申し出ください。
- そのほか、麻酔薬の影響ではなく緊張状態や麻酔注射時の疼痛により起こる脳貧血により、悪心、吐き気、手足の震え・痺れが起こることがあります。
- 麻酔効果が切れるまで口の中の粘膜や唇の感覚が麻痺しているため、唇を噛んだりやけどなどをしないよう、食事は避けてください。
- アルコールにより血流が良くなり、出血・腫れ・痛みが増してしまうことがあるため、飲酒は避けてください。
●拡大鏡の使用にともなう一般的なリスク・副作用
- 治療内容によっては保険診療となることもありますが、基本的には自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 焦点距離や作業距離が短くなったり、視野が狭くなったりするため、治療内容によっては使用しない場合があります。
●MTAセメントを用いた治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 歯の窩洞(虫歯部分を除去したあと、補綴物をセットするために形成した穴)の覆髄に使用します。
- 機能性を重視するため自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
- すべての症状に適用できるわけではありません。
- 必ずしも歯髄を残せるわけではなく、症状によっては抜髄が必要になることがあります。
- MTAセメントはまたはMTAセメントに含まれる成分に対し、発疹、皮膚炎などの過敏症の既往歴のある方には、使用できません。
●顎関節症治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 基本的には保険での診療となりますが、治療内容によっては自費(保険適用外)となることもあり、保険診療よりも高額になります。
- 薬物療法で鎮痛消炎剤や筋弛緩剤を使う場合、胃腸障害、眠気、倦怠感などを引き起こすことがあります。
- スプリント治療やプレート治療を行なう場合、装着を怠ると治療期間が長引くことがあります。
- 顎関節症は矯正治療により改善されることもありますが、矯正治療と関係なく悪化することもあります。矯正治療を行なったからといって、必ず顎関節症が治るというわけではありません。現段階で、顎関節症と矯正治療との明確な因果関係は示されていません。
●入れ歯の作製・使用にともなう一般的なリスク・副作用
- 内容によっては自費(保険適用外)となり、保険診療よりも高額になります。詳細は歯科医師にご確認ください。
- 入れ歯を固定するため、患者さまの同意を得てから残存歯を削ったり抜歯したりすることがあります。
- 使用直後は、口腔内になじむまで時間がかかることがあります。
- 事前に根管治療(神経の処置)や土台(コア)の処置が必要となることがあります。
- 入れ歯を装着していない時間が長いと、残存歯の傾きや損失、歯槽骨(歯を支える骨)の吸収などが起こることがあります。
- 咬合が変化したり、固定源である残存歯が削れたり抜けたりした場合は、入れ歯の調整・修理が必要になることがあります。
- 金属を使用する入れ歯では、金属アレルギーを発症することがあります。
- 使用方法などにより、破損することがあります。
- 定期的な検診・メンテナンスが必要です。