セラミック治療 ceramic

セラミック治療とは ceramic

セラミック治療とは

セラミック治療は、白いセラミック製の補綴物(ほてつぶつ)を用いて美しい見た目に仕上げながら失った歯質を修復する治療のことをいいます。
補綴物とは、歯の修復で使用する詰め物や被せ物などの人工物のことです。セラミックとはいわゆる陶材のことで、天然歯に近い色調と透明度を再現できる材料のことを指します。セラミック製の補綴物で歯を修復すると、天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりが期待できます。保険診療の銀歯のように目立つことはなく、プラスチック製の補綴物のように変色の心配もないので、長期間にわたって美しい状態を保てるでしょう。
保険診療の銀歯の見た目が気になる方や、前歯のプラスチック製の被せ物が変色して悩んでいる方は、ぜひセラミック治療をご検討ください。

健康にも配慮したメタルフリーの補綴物

健康にも配慮した
メタルフリーの補綴物

一般的に「銀歯」とよばれる保険診療の金属製の詰め物や被せ物は、見た目が悪い点にくわえて歯との境目に汚れが付着しやすく虫歯リスクが高い点もデメリットです。
また、唾液の影響で銀歯から溶け出した金属イオンが体内に吸収されることにより、金属アレルギーが引き起こされることもあります。治療後すぐに症状が出るのではなく、時間が経ってから生じる場合もあるので要注意です。
ほんま歯科では患者さまの健康に配慮し、金属を使わないメタルフリーの補綴物による治療に力を入れています。

当院のセラミック治療の特長 features

補綴物に精通した院長が治療を担当

補綴物に精通した院長が
治療を担当

天然歯と見分けがつかないほど自然な詰め物や被せ物を作製するためには、「精密な型どり」と「歯を形成する技術力」が必要です。また、破折を防ぐためには「噛み合わせの分析力」も欠かせません。
当院の院長は歯学部を卒業後、東北大学の大学院で補綴物と噛み合わせの研究を6年間行なってきた経験があり、歯学博士の学位も取得しています。精密な治療が可能な技術力と専門的な知識に基づく分析力・診断力を合わせもっているため、仕上がりが美しいうえに長く使用できる補綴物のご提供が可能です。良質な補綴物をご希望ならぜひ当院にご相談ください。

歯型とり・歯の形成・お顔とのバランスへのこだわり

歯型とり・歯の形成・お顔との
バランスへのこだわり

当院のセラミック治療では、「歯型とり」「歯の形成」「お顔とのバランス」にこだわっています。
まず「歯型とり」ですが、当院では変形しにくいシリコン製の印象材を使用し精密に歯型とりを行ないます。「歯の形成」は、被せ物を装着する前に歯を削って整えることで、当院では拡大鏡を使用して細かいところまで丁寧に削って整えます。これらのこだわりが歯との適合に優れた補綴物の提供につながるのです。
さらに当院では、「お顔とのバランス」を考慮して治療を行ないます。「スマイルライン」や「エステライン」などの美しい口元の条件を満たすように周囲の歯や歯肉、唇、お顔全体とのバランスをとって見た目を仕上げるため、治療前よりも美しい笑顔が手に入ることも期待できるでしょう。
また、当院では歯科技工士が診療に立ち会うこともあります。歯科技工士が患者さまのお口の中とお顔を直接拝見するため、周囲の歯やお顔全体と調和する良質な補綴物の作製が可能です。

噛み合わせの調整にも
こだわる

セラミックは見た目が美しいうえに金属アレルギーの心配もなく、多くのメリットをもたらす材料ではありますが、金属よりも割れたり欠けたりしやすいという点がデメリットです。
歯の噛み合う力が強すぎると、セラミックは破損しやすくなります。そのため当院では、きめ細かく噛み合わせの調整を行なうことでセラミックの破損を防ぎ、より長く使用できるように努めています。

補綴物を得意とする歯科技工所と連携する

補綴物を得意とする
歯科技工所と
連携する

詰め物や被せ物などの補綴物は、歯科技工所に依頼して作製しています。しかし、技工所によって得意分野が異なるため、より補綴物の作製を得意とする歯科技工所を選ぶことが重要です。
優れた技術をもつ歯科技工士や歯科技工所と連携することで、患者さまのニーズに細やかに対応した良質な補綴物を提供できます。周囲の天然歯になじむ美しい補綴物をご希望の方は、ぜひ当院にお任せください。

2~5年の保証付きで安心して治療できる

2~5年の保証付きで安心して
治療
できる

当院が提供するセラミック製の詰め物や被せ物には、2~5年の保証を付けています。これは規定の期間内に万が一トラブルが生じたとしても、無料で再治療・再作製に対応することを保証するものです。
セラミック治療は自費診療で治療費が高額なため、治療後にトラブルが起きて再治療が必要となると負担が大きいですが、保証があれば安心して治療を受けることができます。また、治療の質に自信があるからこそ提供できる保証でもあります。
なお、定期的なメンテナンスを当院で受けていただくことが条件です。保証期間や条件について詳しくはお問い合わせください。

セラミック治療の流れ flow

STEP

01

検査

歯と歯肉の状態を詳しく把握するため、ミラーや探針などを用いたお口の中のチェック、噛み合わせの検査、レントゲン撮影などを行ないます。精密な検査がより良い治療につながります。

検査

STEP

02

治療計画のご説明

患者さまに現在のお口の状況と治療計画をご説明します。お口の状態とご希望に適した治療法や材料をご提案するだけでなく、ほかの治療法や材料についてもメリット・デメリットを含めてご説明します。

治療計画のご説明

STEP

03

詰め物や被せ物の土台の形成

治療計画に納得いただいたら治療開始です。虫歯がある場合は取り除き、詰め物や被せ物がすき間なくぴったりと適合するよう歯を削って形態を整えます。また、歯型をとって詰め物や被せ物を作製します。

詰め物や被せ物の土台の形成

STEP

04

詰め物や被せ物を装着

完成した詰め物や被せ物を歯に装着します。患者さまにフィット感や色味を確認していただき、適合などにも問題がなければ詰め物や被せ物を歯にしっかりと接着させます。

詰め物や被せ物を装着

STEP

05

メンテナンス

治療後は定期的に当院でメンテナンスを受けることをおすすめします。メンテナンスを継続することで、詰め物や被せ物をより良い状態で長く使い続けられます。ぜひお越しください。

メンテナンス

●審美的歯科治療・セラミック治療にともなう一般的なリスク・副作用

  • 審美的歯科治療としてセラミック治療を行なう場合、自費(保険適用外)での診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 事前に根管治療(神経の処置)やコア(土台)の処置が必要となることがあります。
  • 治療では歯を削ることがあります。また、知覚過敏を発症することがあります。
  • 抜髄(神経の処置)や抜歯が必要になることがあります。
  • 抜歯や外科処置をともなう場合、出血や腫脹(しゅちょう)を生じることがあります。
  • 治療で歯肉を移植する場合、二次的な出血・疼痛・腫脹(しゅちょう)が見られることがあります。
  • 治療後、自発痛、咬合痛、冷温水痛を生じることがあります。
  • 歯ぎしり・食いしばりなどの癖や噛み合わせによっては、補綴物が破損することがあります。
  • セラミック製の補綴物は、金属製の補綴物よりも歯を削る量が多くなることがあります。
  • 噛み合わせ・歯ぎしりの強い方は、セラミックの破損を防止するため、マウスピースをおすすめすることがあります。